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猫の真菌症(猫カビ)の原因と予防法3つ!

猫が真菌症に感染するのをご存知ですか?猫が感染した皮膚真菌症は通称「猫カビ」とも呼ばれるのですが、正式には「皮膚糸状菌症」という病気です。真菌とはカビの菌のことです。カビと聞くと食べ物などを腐らせる、水場に発生しやすい、というイメージがわきやすいと思います。しかし、人体を含む動物の皮膚にもカビが生えることがあるのです。「真菌症」とはそのカビ菌が、皮膚に入り込んでしまう事で起きる感染症を言います。皮膚にカビが生えるとは、どのような状態なのでしょうか。少し想像がつきづらいかもしれません。

しかし、これは意外と身近な感染症で、ヒトの病気でよく聞くところだと「水虫」や「ガンジダ症」もカビ(真菌)が原因の病気です。猫カビと呼ばれるほどなので、猫の皮膚にカビ菌(真菌)が入り込むことで引き起こされる感染症なのですが、実は恐ろしいことに猫同士だけではなく、飼い主であるヒトにも感染する恐れがあるのです。

猫カビ(真菌症)とはどのような症状なのか

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猫カビに感染した猫は、症状が発生すると、顔や脚などの体毛が円形に脱毛してしまいます。フケやブツブツとした発疹の症状が出る事も多いです。また、強いかゆみが出ることもあるので、同じ場所を繰り返し掻いてしまうことで、カサブタが出来てしまう、脱毛でできたハゲが広がってしまう子も。皮膚の病気で、直接命に関わることや、体調に大きな変化が出ることはないのですが、見た目も痛々しいうえに、猫カビは他の動物にも感染するため厄介な病気です。放置しておくと、症状の悪化だけでなく、接触した他の猫も次々感染してしまいます。

猫同士だけではなく他の動物、飼い主さんやその家族にも感染が広がるおそれがあるのです。しかし、猫カビは治療をすれば必ず治る病気です。健康な猫であれば自然治癒する事もあるようですが、周りへの感染を防ぐためにも発見次第、動物病院を受診して治療をしましょう。症状が軽い場合には塗り薬だけで数週間で治まるようです。しかし場合によっては、飲み薬と併用したり、必要に応じて周辺の毛を刈ったりすることもあり、数か月の治療期間を要することもあります。また、飲み薬として効果的なのは「抗真菌薬」と呼ばれる猫カビの菌に効果のある薬です。

真菌感染に効果的な反面、副作用として食欲不振、消化器症状、肝障害などの症状が出ることがあります。そのため素人の判断で薬をネットで購入したりせず、必ず獣医師の指導のもと処方されたものを正しく服用させてあげましょう。

猫カビがヒトに感染すると、どのような症状がおきるのか

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前述したとおり、猫カビはヒトへも感染します。猫カビがヒトに感染すると、次のような症状が出ます。顔や手足などの皮膚に赤く、リング状の発疹ができます。時には水疱を伴い、ひどい痒みの症状があります。猫からヒトへとうつると、今度はヒトからヒトへの感染や、ヒトからまた別の猫や動物などへの感染も危惧されますので、患部の接触やお風呂などは気を付けましょう。皮膚科などの病院を受診すれば、塗り薬や内服薬での治療をしてもらえます。塗り薬の場合は「抗真菌軟膏」という、カビによる皮膚病に効果のある塗り薬を処方されることが多いようです。

また、受診の際には、飼い猫が真菌症に感染している旨を医師に伝えると、よりスムーズに診察ができるでしょう。処方された塗り薬を塗れば、比較的短期間できれいに治るので安心してください。また、猫カビの疑いのある猫は、症状が良くなるまではケージに入れてなるべく接触を控えるべきでしょう。家族への新たな感染を防ぐほか、多頭飼いの場合には他の飼い猫への感染を防ぐためにも、可哀そうですが少しの期間は離して療養してもらうべきです。また、猫の治療、人間の治療は並行して行うことが大切です。

猫カビの感染原因は?

猫

猫カビ感染の原因としては、真菌との接触です。すでに真菌に感染している動物などと接触することで、その菌をもらってしまうことがほとんどです。野良猫の子は、外界で猫だけでなく様々な動物との接触がありますので、その中で感染してしまう可能性が高いでしょう。また、母子感染もしやすいため母猫が真菌に感染している場合は、子猫も感染している可能性が高いです。前述したとおり、動物間だけでなく、真菌に感染した人間との接触でももちろん感染はあり得ます。
真菌症、水虫を持ったヒトから、飼い猫への感染です。

このように、感染の経路は多く、いくらでも考えられるのです。さらに、発育途中で免疫機能が未熟な子猫、逆に免疫が衰えてくる高齢猫などの場合は、さらに発症しやすい病気です。また、若い猫でも栄養状態が悪い場合や、引っ越しなどの急な環境の変化などでストレスを感じているときにも免疫が下がりがちになります。ほかには、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスにかかっている猫も、真菌症を併発しやすいです。

猫カビの予防方法

完全室内飼いにする

まずは飼い猫を室内飼いにするのが一番、安全です。これは他の猫や、動物からの感染を防ぐため、より菌を保有する可能性の高い不特定多数の動物との接触を避けるためです。

生活環境はなるべく清潔を保つ

カビ菌が原因ですので、カビの菌が嫌がる環境を目指しましょう。普段使うマットや、寝具のシーツなどは、こまめに洗濯をしましょう。クッションなども、晴れた日に天日干しをしてあげるのも効果的です。

温度、湿度管理をする

部屋の掃除はもちろん、湿度の管理も気を付けましょう。部屋の喚起をして空気を入れ替える事も大切です。湿度も温度も上がってくる梅雨時はカビが大好きな季節ですので、特に注意が必要です。

まとめ

猫の真菌症(猫カビ)は珍しい病気ではありません。それゆえに、感染しやすいため注意が必要です。そして、短毛種よりは長毛種のほうが感染しやすいです。また、ペルシャとヒマラヤンは遺伝的に真菌症にかかりやすいとも言われています。人間も猫も気持ちよく生活するためにも、まずは予防対策をしっかりしましょう。
それでも、感染してしまう時はしてしまうもの。感染が疑われる場合には早期の治療を心掛けましょう。そのためにも、日ごろから飼い猫の健康状態には気を配ることが大切です。よく観察をしながらブラッシングしてあげることで、飼い猫の異変にも早めに気づくことが出来るでしょう。

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