猫顔

猫の歯磨きの方法と正しい歯ブラシの選び方と使い方

飼い猫とくつろいでいるとき、ふと顔を近づけると、あれ?なんか口が臭い!と思うことありませんか?猫も歯周病になりますし、口臭はそれに気づくきっかけになります。ひどくなると様々な問題が出てきますので早めに改善するべきですね。猫の歯磨きと歯ブラシの正しい選び方についてまとめます。

猫の歯磨きの目的

猫

まず、人間が歯を磨くときの目的は、歯の歯垢を取り歯周病を予防するとともに虫歯予防という点も大きいと思いますが、猫の場合は少し違ってきます。猫の口の中の環境は人間と違っています。人間の口の中は酸性ですが、猫はアルカリ性です。虫歯の原因になるミュータンス菌は酸性の中で活動する菌なので猫のアルカリ性の口の中では活動ができず、虫歯も作られないのです。なのになぜ猫に歯磨きをしなければならないかと言えば、歯周病を予防するためです。

食べ残しや唾液に細菌が繁殖し、歯垢がたまりそれがやがて歯石になり、さらに悪化すると歯肉炎から歯周病になります。これは人間も猫も同じです。悪化するとひどい炎症をおこし食べるのに痛みを伴うようになりますし、最終的には歯が抜けて落ちてしまいます。また、歯周病を起こす菌が腎臓や心臓に到達すると死に至ることもあると言われていて、歯の問題だけと軽く考えてはいけない病気なのです。

猫の歯ブラシの正しい選び方と使い方

猫顔

猫の歯を磨くときには猫専用の歯ブラシを使うことをお勧めします。猫の口に合わせて小さくできていますし歯ブラシの柄の部分に微妙に角度がついていて猫に合うようになっています。さらに猫の歯磨きというのは歯の表面を磨くのではなく歯の間の食べ残しなどを取るためのものなので、人間の歯ブラシのようにたくさんの毛は必要ないのです。猫の頭を後ろ側からつかんで親指で唇をめくって歯を露出させて、歯ブラシを横向きにして斜め45度の角度にあて、小刻みに上下に動かします。力を入れ過ぎると歯茎は傷つきますので注意しましょう。

食べ残しは一週間で歯石になると言われていますが、歯石になると歯磨きで落とすことは難しくなるので歯石になる前にとってしまうのが良いです。できれば毎日歯磨きをするのが良いですが、2,3日に一度程度でもできれば良いですね。歯石は特に奥歯につきやすいので積極的に磨きましょう。そして嫌がるなら速やかにやめましょう。

歯ブラシ以外のものを使って歯を磨く

猫ゴロゴロ

歯磨きに慣れていない猫の中にはどうしても歯ブラシを使うことを嫌がる猫もいます。無理やりするのは猫のストレスになりますので、そういう場合は歯ブラシ以外のものを使います。歯ブラシを嫌がる猫用に指に巻き付けて使う歯磨きシートがあります。ガーゼを使っても良いです。歯ブラシを口に入れさせてくれない猫でも指で触る分には受け入れることもありますのでおすすめです。また指サック付きで指で磨く感覚で使える歯ブラシなどが出ていますので試してみても良いかもしれません。

それでも歯磨きを嫌がる猫に

猫

歯を磨くより汚れ落ちは劣りますが、どうしても歯磨きをさせてくれない猫には歯磨き効果のあるおもちゃやおやつを与えるという手もあります。おもちゃやおやつを噛んでいるうちに歯の汚れも取れていくというものです。また飲み水に加えることで口臭予防になるものもあります。やらないよりはましという程度かもしれませんが一考の余地ありかと思います。

歯磨きに慣れさせる方法

猫

このように猫の歯磨きには苦労することが多いのですが、どうすれば歯磨きをさせてもらえるようになるのでしょうか。まずは子猫の頃から歯磨きを初めて慣れさせるというのが一番効果的です。ですが成猫になってから飼い始めたなどの場合は仕方ないので、時間はかかりますが慣らしていくしかありません。歯ブラシをいきなり口に入れるのは絶対にやめましょう。まずは口に触ることを受け入れてもらえることが大前提です。

そこがクリアできていれば次は歯を磨いていくわけですが、万が一噛まれても大丈夫なように手袋か軍手などをしておいた方がよいかもしれません。毛先にウェットフードの汁とか猫用の歯磨き粉などをつけておくと、歯を磨くことはおいしいことと覚えてくれるので歯磨きを受け入れやすくなります。うまくいかないようなら潔くその日は諦め、また別日にチャレンジしてみてください。深追いは嫌がられる原因になります。

歯垢の付きにくい餌とは

猫とご飯

猫は自然界では歯磨きなどはしていません。自然では獲物の肉や皮を噛み切ったりすることで自然と歯が磨かれているからだと言われています。それが加工された餌を食べる飼い猫にはこれだけ歯周病が問題になっているのは、やはり加工食品は歯に残りやすいからだと言わざるを得ません。飼い猫は主にドライフードかウェットフードのどちらかを食べていることが多いと思いますが、歯周病になりにくさで考えるとドライフードの方が勝っていると考えられています。

それも可能なら固めで粒の大きいものの方が効果は大きいようです。しかしドライフードで歯石がつかないわけではないのでやはり歯磨きは必要です。また、デンタルケア用のキャットフードというものもあります。歯の汚れからできる歯石を予防し歯周病になりにくくしてくれるものです。しかし中にはウェットフードしか食べない猫もいると思います。その場合はより注意深く歯磨きをしていくしかないと思います。

すでに歯肉炎になってしまっている場合

猫 あくび

すでに歯周病や歯肉炎になってしまっている場合もあると思います。そういった場合は歯磨きをすることで悪化することもありますので、まずは今の炎症の治療が先になります。動物病院を受診し、指示通りにしましょう。そのうえで歯磨きを行うのが良いと思います。歯周病になっているかどうかよくわからない場合もあると思いますので、定期健診を兼ねて相談してみると良いかもしれませんね。

まとめ

猫とキャットフード

猫の歯周病は歯だけの問題ではなく、命に関わることもある重大な病気だと考えましょう。酷くならないうちに対処できれば猫もずっとおいしくご飯が食べられ、幸せな猫生を全うできる可能性が高まります。

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