猫が寝てる

猫が脱毛していたら注意する5つのチェックポイント!

つやつやした毛並みは猫の魅力のひとつですが、もしその毛並みに脱毛があったらびっくりしますよね。猫が脱毛してしまう原因はいくつかありますが、適切に対処して治療してあげることで多くは改善します。猫が脱毛していたらどうしたらよいか、まとめます。

脱毛に気付いたら確認すること

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まず、その脱毛が通常の抜け毛ではないということが前提になります。猫は季節の変わり目に換毛期があり、寒さを防ぐふわふわの冬毛から涼し気な夏毛に生え変わります。その時期は他の時期と比べて大量の抜け毛が発生しますので初めて猫を飼う人はびっくりしてしまうかもしれません。この抜け毛は全体的に起こるものなので、一部だけ毛が薄くなるということはありません。病的な脱毛というのは、過度に地肌が見えるほど毛が薄くなっていたり、一部だけごっそりと抜けている部分がある状態です。

脱毛以外に何か症状があるかというのも判断材料になります。猫が痒がっていないか、赤みがあったりブツブツができていたり、フケのようなものがたくさん出ていたり、皮膚炎のような炎症を起こしていないか、など、普段と違う症状がないか確認しましょう。また、頭、お腹、背中などどこの毛が抜けているのかも重要です。そしてその一部分だけなのか、場合によって左右対称に抜けることもあるのでよく確認しましょう。

また、猫がその箇所を気にしてよく舐めていることもあれば全く認識していないこともあるのですが、それも脱毛の原因を判断する材料になります。いつから症状が出てどういうときに悪化したのかももしわかるようなら記録しておきましょう。日ごろから猫の健康状態に気を配っておきましょう。

皮膚糸状菌症によるもの

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皮膚糸状菌症とは猫カビとも言われ、人間で言うといわゆる水虫のようなものです。皮膚糸状菌という真菌に感染することで起こる皮膚病で、ひどいかゆみが起こることもあり、赤いブツブツやフケのようなものが出たり、そして脱毛が起こることもあります。注意しなければならないのは皮膚糸状菌症は人畜共通の感染症なので、人間にも感染することがあるということです。そしてすでに感染している人や犬や猫に接触したり、菌がいる環境に行って感染することもあるということです。

自分の身も守りつつ対策を考えなければいけません。この病気を予防するには、皮膚糸状菌に接触しないのが一番の対策です。特に梅雨の時期などは湿気が多くじめじめしているので真菌が繁殖しやすく注意が必要です。飼い猫が外と行き来しているようならより注意しておきましょう。しかし皮膚糸状菌に接触しても免疫力が十分にある猫なら感染はしませんので、きちんと栄養を取らせて体調を管理してあげることも大切な対策です。

そういう意味では子猫や老猫は免疫力が弱いのでより注意が必要でしょう。そして短毛種より長毛種の猫の方が感染の可能性が高いようです。おそらく毛が長い分毛づくろいだけで清潔に保つことが難しいということだと思います。きちんとシャンプーなどして清潔を保つようにしてあげてください。

アレルギー性皮膚炎よるもの

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アレルギー性皮膚炎とは、ノミやダニ、食物などのアレルギー原因物質であるアレルゲンが原因で起こる皮膚炎のことです。通常なら毒でもなんでもない物質に体の免疫機構が過剰に反応してしまい、皮膚炎が起こります。症状としてはまず猛烈にかゆみが起こりますので、猫がしきりにその部分を舐めたり噛んだりすることがあります。そして舐めれば舐めるほど症状が悪化するので猫にとっても辛いことになり、症状が進むとその部分が脱毛することもあります。アレルゲンを特定してそれから遠ざけるというのが根本的な改善策ですが、アレルゲンを特定するというのはなかなか困難です。

アレルギー対応の食事を与えるなどできる限りの対応をしてみましょう。獣医師と相談して治療していくようになりますが、食事を与えた後に症状が出ていないか、など普段の生活に気を配って下さい。また人間と同様に不衛生な環境だと皮膚炎は悪化しますので、部屋の掃除をしっかりしてハウスダスト対策をとること、完全室内飼いにしてノミ、ダニと接触しないように気を付ける、などの対策方法もあります。

ストレスによるもの

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猫は普段から自分の身体を舐めてきれいにしますが、実はこの行動にはストレス解消の意味合いもあります。毛づくろいをすることで心を落ち着かせているのですね。適度な毛づくろいなら良いのですが、過度にストレスが溜まると舐め過ぎたことでその部分が脱毛することがあります。普段の生活を顧みて、猫のストレスになるような変化がなかったでしょうか。例えば引っ越しをした、新しい猫を迎えたり家族が増えたりしたなど、猫は環境の変化がストレスになる動物です。猫の行動をよく見て、毛づくろいが過剰すぎないかチェックしましょう。

下腹部や背中の側面など、舐めやすい部分が脱毛することが多いようです。もしストレスが原因であると考えられるのなら、できるだけそのストレスを取り除いてあげましょう。そのうえでこれ以上舐めて脱毛が進行しないように対応が必要ですので、エリザベスカラーをつけるなどの対策も必要かもしれません。ひどいようなら病院に相談してみるべきかと思います。

ホルモンの異常によるもの

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ホルモン分泌の異常が原因で脱毛が起こることがあります。この場合の特徴は、左右対称に脱毛が起こることが多いということです。副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されたときに起こる症状をクッシング症候群と言いますが、水をたくさん飲むようになったりおしっこの量が増えたりなど様々な症状があるなかで脱毛も見られることがあります。ステロイド剤を飲むことで同じ症状が出ることがあります。また、性ホルモンの分泌異常、甲状腺ホルモンの分泌異常でも同様に脱毛が見られることがあるようです。この場合の脱毛は元の病気の根本的な治療を行うことでしか改善しませんが、信頼できる獣医師と相談して対応していきましょう。

まとめ

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猫にブラシをかけてあげるとき、猫と飼い主さんとの楽しいコミュニケーションの時間ですよね。でもそんなときこそ猫の体中の点検を兼ねてよく見てあげてください。もし体のどこかに他と比べて毛が薄くなっていたり地肌が見えるような部分があれば、脱毛が起こっている状態です。ひどくならないうちに治療してあげてくださいね。

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