本を読む少年

猫専門の書店『本屋』おすすめ3店舗ご紹介!猫のおすすめ書籍も12冊教えます。

猫に関する本は、驚くほどたくさん出版されています。最近は、猫専門の書店も出てきました。猫の飼い方を教えてくれる実用書から、漫画、写真集、小説、学術書まで、幅広い本が出版されています。その中から、読みやすい猫本をピックアップして紹介します。

猫に関する本は想像以上にたくさん出版されている

猫のイラスト

今や、猫と一緒に暮らしている人、暮らしたい人が大勢おり、それに応えるように猫に関する本もたくさん出版されています。猫が出てくる小説、猫に関する学術書、一般向けの猫に関する解説書、写真集、漫画など、そのジャンルも幅が広く、しかも次々と出版されています。今回は、そんな猫に関する本について考えてみたいと思います。

猫専門の本屋さん

猫のイラスト

前述の通り、猫に関する本が数多く出版されている中、猫関係の本だけを専門に扱っている本屋さんも出てきました。まずは、猫専門の本屋さんを紹介します。猫専門の本屋さんなら、見た事もない猫の本に出会えるかもしれません。

神保町 「にゃんこ堂」

にゃんこ堂ロゴ

にゃんこ堂は、本の街・神保町にある「姉川書店」の中にあります。そのため、外観はごく普通の書店で、看板も「姉川書店」になっています。元々は普通に新刊を扱っていた書店でしたが、あまり本が売れない時代になり、お客さまが足を止めるようなコーナーを作ろうとしたのが発端のようです。それが発展し、今では猫専門の本屋となったようです。書棚には、表紙が見えるように本が並べられているので、何時間でも楽しく過ごせそうです。

<基本情報>
東京都千代田区神田神保町2-2(姉川書店内)
Tel.03-3263-5755
営業時間:平日10:00-21:00/土曜・祝日12:00-18:00
定休日 :日曜
 URL  :http://nyankodo.jp

三軒茶屋 「Cat’s Meow Books」

Cat’s Meow Booksロゴ

Cat’s Meow Books(キャッツ・ミャウ・ブックス)は、2017年8月にオープンした、まだ新しい猫の専門書店です。実は、経営者はパラレルキャリアの実践者で、昼間は会社員のため奥様が接客をし、夜と土日のみ経営者が接客をするというスタイルで運営しているそうです。店内では、保護猫たちと一緒にソフトドリンクやビールを飲んで過ごす事もできるそうです。書店の売上の10%は殺処分されてしまう保護猫を助ける活動に寄付しているとのこと。自分も楽しめて猫も助けられるなんて、素敵なことですね。

<基本情報>
東京都世田谷区若林1-6-15
Tel.03-6326-3633
営業時間:14:00-22:00
定休日 :毎週火曜日
Facebook URL:https://www.facebook.com/CatsMeowBooks
 Twitter URL:https://twitter.com/catsmeowbooks

オンライン書店 「書肆 我輩堂」

書肆 我輩堂ロゴ

書肆(しょし)我輩堂は、2013年2月22日にオープンしたオンラインの猫専門書店です。古書からスタートし、新本や猫雑貨まで扱うようになりました。また、2018年12月3日には、リアルな店舗もオープンする予定だそうです。リアル書店オープン準備のため、2018年11月19日から11月30日までは、ネットショップも停止するとのことですが、リアル店舗に行けない方は、ネットショップ再開後にアクセスしてみてください。

<基本情報>
福岡県福岡市中央区六本松1-3-13
営業時間: 11:00-18:00
定休日 :月・木(オープン日の12/3は開店しているそうです)
 URL  :https://wagahaido.com

おすすめ書籍のご紹介

本を読む少年

では、猫に関する書籍の中から、おすすめの本をいくつかをピックアップしてご紹介します。最新のランキングはネット上でいくらでも情報を収集できますので、最新ランキングにこだわらずに、筆者が面白かったり楽しかったりした本を選んでみました。参考になればと思います。

小説・エッセイ

小説・エッセイ

猫が重要な位置付けで登場する小説やエッセイは、本当に数限りなく出版されています。そんな中で、猫と一緒に暮らしている人には共感できるであろう3冊を選んでみました。

「ノラや」内田百閒(ちくま文庫)

夏目漱石の「吾輩は猫である」に並ぶ、日本の猫作品の代表格だと言える作品です。特別猫が好きだった訳でもない百間氏の家で猫が一緒に暮らすようになり、その猫に百間氏がズブズブと猫にのめり込んでいく気持ち、その猫がいなくなってしまって慟哭する気持ち。これらの気持ちに物凄く共感しながらも、端から見るとこんなにも滑稽に見えているのかと、己を冷静に振り返る事もできる作品です。

「猫語の教科書」ポール・ギャリコ(ちくま文庫)

これは、猫が書いた猫のための教科書です。何の教科書かというと、どうやればうまく人間を手なずけられるかについての指南書です。どうすれば人間の家に入り込み、その人間を手なずけて幸せな暮らしを手に入れることができるかの教科書なのです。読み進めていくと、いかに自分が猫にしてやられているかということがよく分かります。なるほどこの教科書は、私が学生時代に習ったどんな教科書よりも納得でき、実践的な内容です。猫にとってはね。

「ねこのおうち」柳美里(河出書房新社)

ある町の公園に捨てられていた猫とその子猫たちの話を通して、捨て猫たちと町の人たちとの関わり合いが描かれた作品です。人は自分の力で幸せにも不幸にもなれますが、猫たちが幸せに暮らせるかどうかは人によるのだということを改めて痛感します。世の中から不幸な猫がいなくなり、全ての猫たちが幸せなおうちで幸せに暮らせますように。

猫の解説書

猫の解説書

猫が登場する小説やエッセイの数以上と言っても良いほど、猫についての解説書もたくさん出版されています。その内容も幅が広く、飼育方法や病気について、行動や生態から歴史や民話的な物まで、本当にさまざまです。そんな中から、1冊で幅広い内容を網羅している3冊を選んでみました。

「キャトロペディア」監訳:苅谷和廣(チクサン出版社)

これは、猫(キャット)の百科事典(エンサイクロペディア)です。品種、飼育管理、能力、行動、トレーニング、病気、応急処置、家庭での看護についてと、本当に幅広い内容について記載されています。読み物として最初から最後までを通して読むだけではなく、こんな時にはどうしたらいいのだろう?という時にも助けてくれる1冊です。サイズもコンパクトなので、身近なところに置いておき、すぐに取り出せるようにしておくと便利です。

「エドニー先生の猫と楽しく暮らす本」監訳:武部正美(ペットライフ社)

キャトロペディアではちょっと専門書感が強くてとっつきづらいという方には、こちらがおすすめです。大判なので、すぐに取り出してというにはちょっと不便ですが、カラー写真や挿絵が満載で、猫と初めて暮らそうという方には、こちらの方がわかりやすくて馴染みやすいでしょう。

「猫の学校」南里秀子(ポプラ新書)

前述の2冊は海外の獣医師が中心になってまとめられた本ですが、こちらは日本の、しかも25年もの間キャットシッターを続けてきた、猫育のプロが著した本です。筆者の経験に基づいて書かれていますので、一言ひとことに説得力があります。猫と人の双方の視線から書かれているので、とても共感でき、また発見も多い内容です。これから猫と暮らそうとしている方にも、すでに一緒に暮らしている方にもおすすめの1冊です。

漫画

漫画

猫に関する漫画も増えてきました。楽しいもの、ほろっとするもの、ギャグ漫画、ファンタジー、時代物等、やはり漫画の中でも色々なジャンルの猫マンガがありますが、その中から3冊を選んでみました。

「長い長いさんぽ」須藤真澄(BEAM COMIX)

人も猫も長生きする時代になってきました。だんだんと歳を重ねて、少しずつ老化し、16歳で最期を迎えた雄猫と、一緒に暮らしてきた夫婦のエッセイ漫画です。愛猫は、作者の旅行中、旦那さんと留守番をしている時に体調を悪化させて最期を迎えます。最期までそばで看取ったとしても、どうしても後悔の念を抱いてしまうものですが、それが旅行中だったのですから、その思いはひときわ大きいものだったでしょう。「なんでもっと猫の病気についてきちんと調べなかったんだろう」という作者の思いは、すべての猫と一緒に暮らしている人たちの胸に響くはずです。

「江ノ島ワイキキ食堂」岡井ハルコ(ねこぱんちコミックス)

江ノ島で食堂を営んでいる若くて頼りない頼ちゃんと、頼ちゃんを愛してやまない不思議な猫、オードリーの物語。品の良い笑いとほろっとする人情味溢れたオードリーと頼ちゃんの絆が、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。

「ねこぱんち」(少年画報社)

最初から最後まで、すべて猫マンガだけの月刊誌です。コンビニで手に入るので、気軽に多くの猫漫画を楽しむことができます。4コマ漫画から本格的な長編まで、さまざまな漫画が連載されています。毎号、巻頭に岩合光昭氏のミニポスターが付いているのも楽しみの一つです。「猫絵十兵衛〜御伽草子〜」(永尾まる)、「キジトラ猫の小梅さん」(ほしのなつみ)、「しーちゃんとねこ」(たかなししずえ)等、人気の連載が目白押しです。

写真集

写真集

「世界で一番美しい猫の図鑑」(X-Knowledge)

本のタイトルに偽りはありません。これは本当に世界で一番美しい猫の図鑑です。図鑑でもあり、猫の写真集でもあるのです。大きくて美しい写真は、決して図鑑の写真ではありません。でも、細かく記載されている解説文は、読み応え十分の情報量です。掲載されているのはショーに登場する純血種だけですが、時代別の章立てで各血統の解説をしていて、品種改良の歴史が分かります。

「必死すぎるネコ」沖昌之(タツミムック)

飼い猫のおすまし写真ではなく、野良として必死に生きている猫たちの日常の一瞬を捉えた写真集です。人も、真剣に何かに打ち込んでいる姿は格好いいですよね。それは、猫も同じです。真剣に、必死に何かをしようとしている猫の姿は、狩であれ何であれ、格好よく、そして愛らしいのです。そういう一瞬を切り取ることができるのが、プロのカメラマンなのだなぁと改めて感じる1冊でした。

「ネコライオン」岩合光昭(クレヴィス)

これは、猫とライオンが同じような仕草をしている写真や、似ている写真を対にして掲載している写真集です。岩合光昭氏は、野生動物写真家ですが、最近はNHK BSプレミアムの「世界ネコ歩き」や猫のカレンダー、猫の写真展でも有名です。そんな岩合さんだからこそできた写真集だと言えるでしょう。そもそも、ネコライオンは、写真展の企画から始まりました。いつもと少し違ったテーマの写真展をという写真美術館からの要望で、猫とライオンを組み合わせる写真展を企画したのだそうです。つまり、こういう写真を撮りたいと狙って撮ったものではなく、今まで撮りためていたライオンと猫の写真の中に、これだけ似ている写真があった。それだけ、猫とライオンは行動や生態がこれだけ似ているということですよね。猫もライオンも、同じネコ科の仲間だということを実感できる作品です。

まとめ

猫

本からは、色々な知識を得ることができます。本を読むことで、実際には体験できないことを疑似体験することができます。冬の長い夜を、部屋を暖かくして猫の本を読みながらゆっくりと過ごす。こんな幸せな過ごし方も、良いのではないでしょうか。

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