猫が餌を食べてる

子猫に離乳食を与える4つのポイントと方法

猫も産まれたてのうちは母乳やミルクを飲んで育ちますが、ゆくゆくは大人の猫と同じものを食べていかなければいけません。自然界の場合は母猫が子猫に教えますが、飼い猫の場合は人間がそれを促してやらないと離乳することができません。正しい離乳の進め方と離乳食の与え方についてまとめます。

そもそも離乳食とは

猫と餌

離乳食とは、栄養源を母乳やミルクから切り替えていく過程の食事のことです。母乳やミルクも栄養豊富で素晴らしいものですが、子猫の成長に伴ってそれだけでは十分な栄養が取り切れなくなってきます。今まで飲むことでしか栄養を取ってこなかった子猫が、初めて噛んで飲み込むという、食べるための動きを学んでいきます。いきなり大人と同じ食事を取るのは無理なので、離乳食は柔らかく、食べやすいものにしてあげてください。

どんな離乳食をあげればよいか

子猫と餌

<手作り離乳食>

離乳食をいちから手作りする人もいます。かわいい子猫に、手間暇かけて手作り離乳食をあげたくなる気もちはよくわかるのですが、実はあまりお勧めしません。猫に手作りの食事をあげるには、猫の栄養学をよく理解していないとかえって猫にとって危険であったり健康に良くない可能性が高くなるからです。猫には与えてはいけない食材もありますし、猫と人間とでは必要な栄養バランスが違います。

よく知らないまま与えて栄養バランスが崩れると健康によくありません。もし手作りするなら、今出ている市販の子猫用ドライフードにお湯やミルクを入れてふやかして柔らかくしてあげるのが良いでしょう。手間暇をかけたい人にとっては物足りなく感じるかもしれませんが、栄養バランスを考えて手作られているキャットフードを利用するのは決して悪いことではないと思います。

気を付けることは、必ずパッケージを見て総合栄養食と書かれているキャットフードを使ってください。一般食と書かれているものもありますが、こちらはいわばおやつ的な位置づけで、嗜好性を高めに作ってありますが栄養バランス的にはあまりいいとは言えません。

<市販の離乳食>

あまり知られていないかもしれませんが、すでに離乳食として作られている市販品もあります。粉状になっていて水やお湯を加えて溶いて柔らかくしてあげるもの、缶詰に入っていてそのままあげられるものなど様々です。これだとほとんど手を加えることなく離乳食を与えることができるのでとても便利ですね。

離乳食に変える時期とタイミングの見極め方

猫が餌を食べてる

離乳食に変える時期の目安としては、だいたい生後3週齢頃です。この頃になると乳歯が生えてくるのですが、歯茎を触ってみてギザギザしたものが感じられたら乳歯が生えかけている状態です。母猫の食べているものに興味を持ちだしたら離乳食への切り替えを始めてよいタイミングです。はじめは離乳食にミルクを加えてほぼ舐めて食べられる固さにしたものから始め、徐々にミルクを減らしていき、だいたい生後8週齢頃までに子猫用フードに完全切り替えを目指しましょう。

離乳食の食べさせ方

猫スプーン

離乳食への切り替えを始めたからと言っていきなり上手く食べられるわけではありません。はじめて母乳やミルク以外のものを目にするのですから、まず食べ物と認識をしてくれない可能性もあります。その場合は少し口のあたりに塗り付けてあげて舐めさせ、これは食べ物なんだと理解してくれるように仕向けましょう。噛むという動作も難しいので、はじめは今まで飲んでいたミルクに離乳食を混ぜたような、ペースト状やおかゆ状のものを舐めるところから始めた方が良いでしょう。食べられるようになったら徐々にミルクを減らし離乳食の量を増やしていきます。また、今までは母乳やミルクを飲むことで栄養と同時に水分も補給できていましたが、離乳食が進むとそれだけでは十分な水分を取ることが難しくなってきます。いつでも新鮮な水が飲めるように用意しておきましょう。胃の容量も小さいので一度にたくさんも食べられません。

3週齢で1日4~5回くらいがひとつの目安ですが、体が大きくなるにつれて一度に食べられる量も増えてきますので、そうしたら回数は自動的に減ってきます。少しずつ、様子を見ながら与えるということと、決して無理はさせないようにしましょう。もし、あげてもまだまだ欲しがるようなら、この時期は成長期ですので欲しいだけあげて大丈夫です。注意点としては、子猫は固形物を食べることに慣れていないので、離乳食を始めたときに胃腸がびっくりして下痢することがあります。子猫は体力もないので下痢をすると一気に体が弱ったり脱水症状になることがあります。離乳食を与えたあとのトイレの様子はしっかりチェックし、体調管理をしてあげてください。

離乳食を食べない時

子猫

子猫によっては離乳食を受け付けず、母乳やミルクからいきなり普通の子猫用フードに移行することもあるようです。そういった場合無理に離乳食を経由する必要はないですが、いつまでも離乳食を嫌がって食べずにミルクを飲み続けていると、ミルクは高カロリーですので肥満の原因になることがありますので、離乳だけはさせましょう。子猫が離乳食を嫌がる原因としては、単純に味が好きでなかったり、食感が好きでなかったり、という成猫でもよくある好き嫌いの問題のこともあります。

これを食べるように強制するのは難しいですので、子猫の好みに合うものを根気強く探し続けるしかないです。他の原因としては、さっき食べたばかりでまだお腹が空いていないとか、便秘気味でお腹が張っているなどが原因であることもあります。食べる量も食べるペースも子猫それぞれで違いますので、そのペースを把握して食べさせるのも飼い主さんの役目です。

まとめ

猫とお鍋

離乳食の時期にいろいろな味に触れさせるのは子猫の好き嫌いを減らすことになります。これは子猫の今後の食生活にとってとても大切なことです。体調を崩したり様々な理由でキャットフードの種類を変えなければならなくなったときに、成猫になってからいきなり食べたことにない味のフードを食べさせるのは至難の業ですので、この時期に様々な味の経験をさせておきましょう。

関連記事一覧