猫威嚇

家族に攻撃的な態度を見せる猫への接し方

触ろうとするとシャーシャーと威嚇する・・・抱き上げると激しく攻撃をする・・・撫でようとすると噛みつく・・・せっかく一緒に暮らしているのにここまで攻撃的な態度を見せられてしまうとどう接していいものか・・・と思い悩むでしょう。このようなタイプの猫と仲良くなる方法をご説明させていただきます。

保護した子猫が攻撃的な態度を見せる場合

猫威嚇

春と秋は猫の発情シーズンでもあり子猫を保護したという話題をたびたび目にします。ネット上には生後間もない子猫の里親を募集する書き込みが急増します。中にはまだ離乳前でミルクから育てて欲しいという相談もあるほどです。このような書き込みをきっかけに子猫を家族に迎えた時、中には想像と違った・・・と落胆してしまうケースがあります。それは子猫が意外にも攻撃的な態度を示すからです。実は子猫も生後数週間~一か月ほどでそれぞれの性格が明確に表れ始めます。とても甘えん坊な子、引っ込み思案、警戒心が強いなど様々です。保護猫として生後間もない時期に親猫から離れてしまった場合、中には過度な緊張と恐怖から一時的に攻撃的な態度を示してしまうこともあります。

しかしたとえ攻撃的な態度を示す場合でもまだまだ生まれたばかりの赤ちゃんです。日々ミルクを与え、離乳食を食べさせ、うんちの状態も確認してあげる必要があります。この時期の攻撃的な態度は世間を知らないこと、母猫への甘えの証だと理解し大目に見てあげましょう。この時期に攻撃的な性格だからと人間が距離を置いてしまうと今後成長してからも人間嫌いを克服できず、孤立してしまうことになりかねないのでストレスにならない程度に時間をかけ徐々にお互いの距離を縮めてあげましょう。

引き取った保護猫が攻撃的で懐いてくれない場合

猫 ケージ

動物保護団体から保護猫を引き取り里親になる場合、大抵は2週間程度のトライアルと呼ばれるお試し期間が設けられます。実際に猫を自宅に迎え入れ共に生活をすることでこれからの生活に無理がないかを判断するための期間です。この時、少しでも快適に暮らして欲しいと考え迎え入れている飼い主の気持ちとは裏腹に猫が攻撃的な態度を示すことがあります。

・抱き上げようとすると逃げる
・触ろうとすると威嚇する
 ・近づくと縮こまってしまう

中には先住猫に攻撃的な態度を示す猫もいるでしょう。このような時、この猫とは相性が悪いのでは・・・我が家で暮らすのはかわいそう・・・と考えてしまうこともあるでしょう。ただ猫が見せる攻撃性には様々な意味があり、必ずしも飼い主を嫌っているからということではありません。猫には明確な縄張り意識があるので、新しい環境でまだ身の危険を感じていることもあります。保険所、保護団体、新しい家庭へとたびたび生活環境が変ることに戸惑っているということもあります。トライアル期間はこのような見極めをするためも期間です。最初の数日は警戒心を剥き出しにして攻撃的であった猫が徐々に態度に変化を見せ、時には甘えた素振りを見せることもあるでしょう。気が付けば先住猫と一緒のベッドで丸まり眠ることもあります。攻撃的な性格かどうかの見極めをするには時間をかけ、焦らずに見守ってあげることも必要なことです。不安がある場合はトライアル期間の延長も踏まえ考えてあげましょう。

攻撃的な態度を示すには訳がある

猫ケージ

猫はとても警戒心の強い動物です。

・真正面から近づく相手
・上から覆いかぶさるように近づく相手
・強く体を拘束されること
 ・自分の意思とは関係なく捕獲されること

を本能的に嫌う傾向があります。これは体の小さな動物である猫が野生の環境で生き抜くために身に着けた習性です。もし愛猫が攻撃的、警戒心が強いと感じる場合は家族が無意識にこのような接し方をしていないかもう一度考えてあげましょう。

・可愛い寝姿につい見とれてしまい写真を撮っていませんか?
・寝ている猫を抱き上げ、撫でようとしていませんか?
・子供が抱き上げる時につい力強く抱きしめていませんか?
 ・遊びに夢中になっている猫を抱き上げ、別のことをさせようとしていませんか?

猫が不快に感じることをたびたび家族が繰り返してしまうと、当然猫は家族が近づくこと、体に触れることを嫌がり敬遠するようになります。家族を遠ざけるための手段として攻撃という方法をあえてとることもあるでしょう。猫は無暗に相手を攻撃する動物ではありません。猫が攻撃的な態度を示すには何らかの理由があるはずです。まずはこの点を考え、振り返ってあげましょう。

嫌がるタイミングをさけてコミュニケーションを

猫

猫にとって日々の生活の最大のストレスは自分の生活リズムを乱されることです。眠りたい時、遊びたい時、甘えていたい時、自分の意図することが出来なかった時に大きなストレスを感じてしまいます。もし抱っこが嫌いな猫の場合、実はこの猫のリズムを飼い主が乱してしまっているのかもしれません。猫が丸まって座っているから、こちらを見ているからと抱き上げようとすると途端に攻撃的な態度を示し逃げ出してしまう事があるでしょう。

実はこの時猫は飼い主のことがただ気になっていただけであって抱っこをして欲しかったわけではないのです。自分がいる場所は日当たりがよく、肌触りのよいクッションもあって、部屋全体が見割らせる快適な場所だったかもしれません。飼い主に抱っこされその場から移動させられてしまうのは猫にとって不快なことなのでしょう。このような時に猫は不意に攻撃的な態度を示します。

猫のあまりにわがままでマイペースな生活ぶりに時には振り回されたり、気難しいと感じたり、攻撃的な態度を示されることに苛立ちを覚えることもあるでしょう。でもこの気まぐれさもまた猫の魅力の1つです。大目に見てあげることで徐々にお互いの距離感がつかめ、いつなら猫がご機嫌でいてくれるのかも把握できるようになるものです。

まとめ

猫オッドアイ

猫が攻撃的な態度を示すには様々な意味があります。ただ必ずしも飼い主のことが嫌い、懐かないという意味ではないので、猫のマイペースな一面だと理解し受け入れてあげましょう。

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