子猫とミルク缶

子猫にミルクを与える6つのポイント

子猫ってとってもかわいいですよね。子猫を飼うことになる経緯は多々あると思いますが、多くの場合その出会いは突然になるようです。子猫のお世話は成猫のお世話よりずっと繊細かつ重労働ですが、一番困るのは食事のお世話だということもよく聞きます。食事はすべての基本です。きちんと正しく食事を与えて立派に育ててあげたいですよね。子猫の食事の与え方についてまとめます。

子猫の食事には子猫用ミルクを

子猫にミルク

産まれたての子猫はまだキャットフードなどの食事がとれませんので、ミルクで栄養を取ることになります。その際には必ず子猫用に作られたミルクをあげるようにしてください。子猫の成長には高脂肪、高タンパク質が必要ですが、子猫用ミルクにはその栄養素がバランスよく含まれているからです。わざわざ子猫用ミルクを買いにいかなくても、家にある牛乳じゃだめなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、牛乳もやめておきましょう。子猫に必要な栄養素が不足しますし、牛乳に含まれる乳糖は子猫がお腹を壊す原因にもなります。子猫は些細なことでも体調を崩す繊細な生き物です。下痢ひとつでも命を落としかねません。

子猫用ミルクの種類とその違い

ミルク缶

子猫用ミルクはいろいろなメーカーから発売されていますが、大まかに3つに分けられます。

1)粉ミルク

その名の通り、粉状のミルクをお湯で溶いて液状にして与えるものです。各メーカー指定の量の粉ミルクとお湯を哺乳瓶に入れ、しっかりシェイクして溶かして使います。飲ませるときは母猫の体温と同じくらいの38度程度まで冷ましてからあげましょう。

2)液体ミルク

すでに液体になっていますのでお湯で溶かす必要がなく、簡単に使うことができるミルクです。これも同じく38度程度に温めてからあげてください。コスト的には粉ミルクより若干高くつくことが多いようです。

3)ヤギミルク

猫なのにヤギのミルク?と思われるかもしれませんが、実はヤギのミルクは牛乳で問題になる乳糖が少ないため、猫の負担になりにくいのです。ただし子猫には栄養分が不足しがちなので、できれば子猫用ミルクをあげてください。

子猫の月齢別食事の与え方

子猫とミルク缶

子猫も成長に伴って徐々に離乳し、キャットフードへと移行していきます。どのような段階を踏んでいくのかみてみましょう。

1)授乳期(生後0週から4週)

概ね体重が400gを超えるくらいまでが授乳期と言われますが、それがだいたい生後4週目ごろと言われます。この時期は子猫用ミルクしか飲めません。子猫のペースに合わせて一日に頻回授乳してあげてください。

2)離乳期(生後4週から8週)

生後4週を超えるころになると乳歯が生えてきます。そろそろミルク以外のものにも挑戦してよい時期です。子猫用のウェットフードを与えるか、ドライフードをお湯でふやかして柔らかくしたものをあげて、ミルク以外の食べ物の味に慣れてもらいましょう。なかなか慣れてくれないときは、粉ミルクの粉をフードの上に振りかけて食べやすくしてあげるという方法もあります。急に完全に移行できる子はまれですので、根気強く、子猫のペースに合わせて離乳を進めてあげてください。

3)フード期(8週以降)

この頃になるとミルク以外の食べ物にもなれ、完全離乳できる子猫が増えてきます。とはいえ、まだ一度にたくさんの量は食べられませんから子猫用ウェットフードやふやかしたドライフードを少量ずつ、頻回に与えます。とは言っても離乳のペースはそれぞれですし、無理のない範囲で進めていってください。

授乳の仕方のポイント

子猫にミルク

子猫にミルクを飲ませるときのポイントがいくつかあります。まず、必ずうつぶせの状態であげてください。人間がミルクを与えるときはついついあおむけにしてあげたくなるのですが、自然の状態で母猫のお乳を飲むときはうつぶせの状態ですよね。ミルクを与えるときも同じ姿勢を取りましょう。あおむけで飲ませると誤飲してむせたり吐いたりの原因になります。基本的には子猫用の哺乳瓶で与えます。哺乳瓶に適温にしたミルクを入れ、子猫の口にくわえさせてください。体重の少ない子猫ほど一回のミルクの量は少なく、一日の授乳回数は多くなります。

子猫がミルクを飲んでくれない時

手の平に子猫

成猫でも食事を取ってくれないと心配になりますが、体の小さい子猫の場合、ミルクを飲めないことは即命取りになります。

1)ウンチをしていない場合

人間でも便秘のときは食欲がなくなるのと同じで、子猫もウンチが出ていない場合は食べたがらないことがあります。子猫の場合まだ自力で排便できないので、母猫がやるように子猫のおしりを濡れティッシュなどでぽんぽんと軽く刺激してやってあげるとウンチが出て食欲が出ることがあります。

2)哺乳瓶が子猫に合っていない場合

哺乳瓶の吸い口の部分のくわえさせ方が浅すぎたり深すぎたりすると子猫は上手くミルクを飲めません。またミルクの出口が小さすぎて飲みづらかったりと、いろいろな原因が考えられます。哺乳瓶を逆さにしたときにミルクが少し漏れ出てくるくらいが理想です。いろいろ試しても子猫が飲んでくれない時は、子猫の体力不足で吸う力がないことも考えられますので、スポイトで直接子猫の口に垂らす、シリンジで子猫の口に入れる等の方法があります。

3)単純にお腹が空いていない

前回の授乳から間が空いていないと、まだお腹が空いていないので飲んでくれない場合があります。

4)ミルクが適切でない

ミルクが熱すぎたり冷たすぎたり、あるいは作ったあと放置していて古くなったものだったりすると嫌がって飲まない場合があります。温度調節はしっかりと、そして毎回作り直して新しいミルクをあげるようにしましょう。

子猫が下痢をした場合

手の平に子猫

成猫でも下痢をすると心配ですが、子猫は体が小さく体力もないため、下痢をすると短時間で危険な状態になることもあります。原因はお腹に寄生虫がいる、なにかの病気に感染している、ストレスが原因など、様々考えられますが、与えているミルクが原因の場合もあります。例えば、ミルクが冷たすぎた場合は人間と同じでお腹を壊してしまう子猫もいますし、粉ミルクの場合はミルクの濃度が濃すぎた場合にそういったことが起こることがあります。メーカー指定の適正な濃度で作っているはずなのに、と思われるかもしれませんが、まだ小さい子猫は消化器官が未熟なので、それでも濃すぎる場合があるようです。少し薄めであげてみるとよいかもしれません。

ぜひ幸せな猫に育ててあげてくださいね

猫

子猫のお世話は成猫以上にとても気を使います。ですが、自分の手でミルクを与えた子猫がすくすくと育って幸せな成猫になる様子は何物にも代えがたい喜びを与えてくれると思います。ご縁があって自分のところに来てくれた子猫です。ぜひ幸せな猫に育ててあげてください。

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