猫が餌欲してる

猫がよく吐いてしまう3つの理由とその対処法

猫はよく吐く動物です。はじめて猫を飼う人の中には、突然猫が苦しそうにえづき出して戻してしまう姿を見て、かなり動揺する方もいらっしゃるのではないでしょうか。見ていて本当にかわいそうになりますよね。吐く理由によってはすぐ病院に連れて行った方が良いこともありますが、実際のところ、病院に連れて行くほどではないことも多いです。猫がよく吐くのはなぜなのでしょうか。その理由や対処法についてまとめます。

毛玉を吐く

猫

猫の身体には2種類の毛が生えています。上毛は太いまっすぐな毛で、ぱっと見て目に見えるのがこの上毛です。上毛をかき分けると細くて柔らかい下毛が生えています。人間と同様、これらの毛は常に生え変わっていますが、夏前と冬前に一気に生え変わる時期があります。これらは換毛期と呼ばれます。冬前の換毛期には上毛の生え変わりとともに柔らかくてフワフワの下毛がたくさん生えてきます。寒い冬に向けて暖かい毛で準備するわけです。猫の見た目もフワフワで丸っこくなり、触り心地がよくて猫好きにはたまらない時期です。夏前の換毛期には、冬に生えそろっていたフワフワの下毛が抜け落ちることになります。ですのでこの時期の猫の抜け毛の量はとてつもない量です。こまめにブラッシングをして抜け毛を取り、あるいは粘着クリーナーで直接猫の抜け毛を取り除き、家の掃除機かけもまめにしないと、家じゅう猫の毛だらけになってしまいます。

家を清潔に保つという意味でもこういった掃除は大事なのですが、猫自身を清潔に保つということが、猫が吐くことを予防するには非常に大切です。なぜなら猫は自分の身体を舐めて毛づくろいをする習性があるので、そのときにこの抜けた毛を一緒に飲み込んでしまうことが多々あるのです。だいたいはうんちに混じって一緒に排泄されるのですが、まれに胃の中で絡まってしまって毛玉となり、排泄されなくなってしまうことがあります。そうなると猫は自分でその毛玉を吐き出して対処しようとするわけです。これが猫がよく吐く理由のひとつです。吐いた毛はきれいに丸くなって出てきますので、初めて見たときは毛だと気付かずビックリするかもしれません。うまく吐き出せる場合にはそれで構わないのですが、まれにうまく吐き出せず胃の中にどんどんたまっていってしまうことがあり、そうなると腸が詰まったりして大問題となります。毛球症という病気で、手術しなければいけなくなることもあります。そうなってしまっては猫に大変な負担をさせることになります。

これを防ぐためには、まめにブラッシングをして毛を取り除くことがまず第一です。それと合わせて、毛玉ケアのキャットフードというものが売られています。毛玉をうんちと一緒に出しやすくしてくれるものなので、利用してみてもいいかもしれません。さらに一説によると猫草を食べることで毛玉を吐きやすくなるという話もあります。もし効果があるようなら利用してもいいかもしれません。

早食いや食べ過ぎで吐く

猫が餌欲してる

猫はある意味、なんでも飲み込みやすい反面吐きやすいとも言えます。咽頭反射という、喉の奥の方に刺激が加わった時に吐くという反射行動があるのですが、猫はその反射が弱いので、餌が固かったり飲み込みづらいものであっても飲み込めてしまうのですが、胃の方で受け付けられず吐く、ということがあります。またお腹がすいていて一気にガツガツ食べた後などに、ほとんど消化されていない状態で吐いてしまうことがあります。急にたくさんの量の食事が胃に入ってきてビックリしてしまって吐く、ということですね。対策としては、一気にたくさんあげないこと。食事の回数を増やし、少量ずつこまめに分けてあげることが大切です。また、食器を床に置いた状態で下を向いた状態で食べると飲み込みづらく、吐く原因になるとも言われています。食器を高さのあるものに変えるか、食器を乗せる台を用意して、猫が楽な姿勢で食べることができるようにするのも良いでしょう。

空腹で吐く

猫

空腹時間が長かった時などに、白や黄色っぽい液体を吐くことがあります。白いのは胃液で、黄色いのは胆汁です。これは空腹がひどいときにおこることが多いですので、食事間隔があまり長く空きすぎないようにこまめに分けてあげましょう。こういう時に、お腹が空いているだろうと思ってたくさんの量をあげると、お腹がすいているので一気に食べてまた吐いてしまうこともありますので、慎重に小分けにしてあげてください。

そのほかの理由で吐く

猫

上に挙げた意外に考えられる理由がいくつかあります。

・猫の身体に有害なものを食べてしまった
・いつも食べているフードが体に合わなくなった
・お腹に寄生虫がいる
・熱中症
・胃腸炎
・何かのアレルギー
 ・何か異物を飲み込んだ

体調不良の原因を飼い主が見極めることは非常に難しいですが、異常な嘔吐か、大丈夫な嘔吐かの見極め方としては、

・吐いたものの中に異物や血が混じっていないか
・下痢をしていないか
 ・吐いたあとぐったりして具合が悪そうでないか

などを判断基準にしましょう。

唯一、異物を飲み込んだ可能性に関してだけは飼い主が気付けることもあります。いつの間にか見当たらない小さいアクセサリー、なぜかちぎれている猫じゃらしの部品などがあったら、猫の誤飲を疑ってみるのもありです。ひもでじゃれるのが好きな猫は、ひもでじゃれている間にちぎれていつの間にか飲み込んでしまったということもあるようです。自然にうんちと一緒に排泄されればよいですが、出てこないようであれば手術をして取り出すということにもなりかねません。猫が誤飲しそうな小さなものは日ごろから猫の手の届かないところにきちんとしまっておくことがとても大事です。大丈夫な嘔吐かそうでないか判断がつかず不安なようであればかかりつけの病院に連れて行ってあげてください。

落ち着いて猫の様子を観察することが大切

猫とコーヒー

猫がよく吐くのはある程度は仕方のないことです。問題のない嘔吐も多いですから、その見極めをきちんとできるようにすることが大事です。また、猫が吐きそうになっているのを見かけても決して止めないようにしてください。吐きそうになっている様子はとても苦しそうで、止めてあげたくなるのはわかるのですが、猫は吐く必要があるので吐いているのです。無理に止めると余計な体調悪化にもつながりかねません。吐きそうになっている姿を見かけたら、古新聞などをさっと取り出して受け止めてあげると、その後の掃除も楽かと思います。猫が吐いても慌てず、落ち着いて猫の様子を観察することが大切です。

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