猫ブランケット

猫と人の防災準備!いざという時のための必要な6つの防災グッズ

日本中どこにいても、いつ災害に見舞われてもおかしくない時代になってしまいました。そんな時代だからこそ、人と猫の防災準備をしっかりしておきたいものです。愛猫のための防災用品や避難時に備えたトレーニング等について、考えてみましょう。

いつ災害が起きてもおかしくない時代

災害

日本は、昔から世界の中でも自然災害の多い国でした。内閣府の「平成22年度防災白書」では、2000年から2009年の合計で、全世界におけるマグニチュード6以上の地震の内20.5%が日本で起き、全世界の活火山の7.0%は日本にあり、日本は世界でも災害の割合が高い国だとされています。実際に私たちも、2011年3月11日の東日本大震災以降、日本中の至る所で頻繁に地震、台風、噴火、集中豪雨等の自然災害が起きており、いつ身近で災害が起きてもおかしくない時代になったことを実感していると思います。しかし災害に見舞われると、どうしても人が優先となり、なかなか一緒に暮らしている動物たちにまでは公的支援が及ばないのは仕方がありません。そこで今回は、飼い主さんたちができる一緒に暮らしている猫達のための防災準備について考えてみたいと思います。

まずは避難所の場所を把握しておく

避難所

まず、基本中の基本ですが、自宅の近くにある避難所の場所を確認しておきましょう。ご自身が住んでいる自治体のホームページに、必ず防災関連の情報ページがあり、そこに避難所に関する情報も地図付きで載っているはずですので、事前に調べておきましょう。また、できれば実際に避難所まで行き、道の様子等を調べておくとよいでしょう。あの塀は危ないので、地震の時はこちらの道を通った方が良いだろうなどということは、実際に行ってみないと分からないものです。猫達と一緒に避難することを想定しながら避難所まで実際に歩いてみましょう。

いざという時のための準備

非常用グッズ

では、いざという時のために準備しておくべきことについて考えてみましょう。

防災用品の準備

まずは、防災用品の準備です。人用の防災用品が一式入ったリュックなどは沢山商品化されています。同じように犬や猫用の物も商品化されてきています。が、いざという時に人用と猫用、そして猫も連れて避難しなければならないとしたら、大変なことになります。避難する際の状況を想定し、猫も含めた家族構成や避難所までの距離も良く考えて、必要な物を揃えましょう。特に、一人暮らしで多頭飼いの飼い主さんは、いざという時の事をしっかりと考えておかないと大変です。猫のために最低限必要な物は、下記を参考に考えてみてください。

(1) 猫用の飲み水とフード、給餌用の食器

3〜5日分は必要でしょう。また、食器の上にサランラップをかけて給餌すれば、水がなくて食器を洗えなくても常に清潔に給餌することができます。

(2) 常備薬

持病を持っている猫の場合、病院で薬を処方してもらう時に、予備として少し多めに処方してもらい、それを猫用の防災バッグの中に入れておくと良いでしょう。闘病期間が長くなると薬の種類や量が変わりますので、その都度入れ替えるのを忘れないように注意しましょう。

(3) トイレ用品

ペットシーツ、排泄物を処理するための袋、ウェットティッシュ等を数日分用意しておきましょう。

(4) リード、ハーネス等

普段は猫にリードやハーネスを使用しない方がほとんどだと思いますが、万が一の場合は、慣れない場所で慣れない人や動物たちとの共同生活が強いられます。トラブルなく過ごせるように、リード、ハーネス等も用意しておきましょう。また、避難所のような不特定多数の人や動物達と共同生活をする場合は、一目で猫の個体識別ができるように、名札付きの首輪もした方が良いでしょう。

(5) 携帯用のケージ

ペットショップでは、折り畳めるコンパクトな携帯用ケージを売っています。一緒に避難しても一緒に過ごせるとは限りませんので、携帯用ケージがあると安心です。

(6) 健康手帳

いつも猫に飲ませている薬や健康状態、予防接種の記録等が記載されている健康手帳も一緒に持ち出せるようにしておきましょう。

猫の身元証明書

動物病院に頼むと、猫の首にマイクロチップを入れてくれて、必要な情報の登録も行なってくれます。マイクロチップは直径2mm、長さ8〜12mmの円筒形の電子標識器具です。中にはIC、コンデンサ、電極コイルが入っており、外側は生体適合ガラスで覆われています。チップにはそれぞれ15桁の数字が記録されており、この数字は世界で唯一の番号になっています。「動物ID普及推進会議(AIPO)」では、この番号と飼い主さんの情報をペアにして管理しているので、万が一猫が迷子になっても首に埋め込んだチップを専用の読み取り機で読み取ることで、その猫の飼い主の住所や名前がわかるという仕組みになっています。

猫の体内に異物を入れることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、安全性が確認されていて、世界中で安全で確実な個体識別方法として採用されています。以前は首輪に名札をつけておく方法が一般的でしたが、猫が迷子になった場合、猫の成長と共に首輪が猫の首を絞めつけてしまうとか、名札が取れてしまうといった欠点がありました。それを考えると、現状ではマイクロチップが一番安心できる方法と言えるでしょう。

いざという時のために普段からトレーニングしておくこと

猫キャリーバッグ

猫は保守的な動物なので、慣れ親しんだ場所でいつも通りの行動をすることを好みます。そのため、いざという時に始めての体験ばかりを積み重ねると、パニックに陥ったりストレス過多に陥ったりしてしまう可能性が高いので、日頃からなるべくいざという時に備えたトレーニングをしておくことが望ましいです。

キャリーバッグに慣れさせておく

猫がキャリーバッグに入って出かけるのは、大抵が動物病院に行く時ではないでしょうか。それでは、猫にとってキャリーバッグはとても嫌な物でしかありません。いざという時は、猫も人も冷静な状態ではありません。その上、嫌な思い出しかないキャリーバッグに入れられるのは、猫にとって恐怖でしかなく、抵抗してもおかしくありません。できれば、普段からキャリーバッグを身近なところに置いておき、時々キャリーバッグの中でおやつを食べさせる等をして、キャリーバッグに慣らしておきましょう。また、慣れない避難所で初めてリードやハーネス、首輪をされることも、猫にとっては恐怖やストレス過多の原因になるでしょう。これらも、普段から少しずつ遊ぶような感覚で慣らしておくとよいでしょう。

お留守番(非日常体験)をさせる

いつも家に誰かがいるような家庭環境の場合、猫はひとりぼっちになることがありません。そういう場合、わざと猫に留守番をさせるような機会を作ってください。都会では、同行避難(一緒に避難する)はできても、同伴避難(一緒に避難所で暮らす)ができるケースは少ないと思います。ケージで猫がひとりぼっちになってもパニックにならないようにしてあげるのも、飼い主さんの責任です。

万が一の時にできればすべき事

猫ブランケット

今回はいざという時の話なので、できればの話になりますが、避難する時にトイレから使用中の猫砂を一掴み取り出せるようなら、取り出して避難所に持ち込みましょう。猫は、トイレの匂いを嗅いでそこを自分の縄張りと認識し、安心することができます。同じ理由で、いつも使っているブランケットなどを持ち出すのも良いでしょう。少しでも猫が安心できる環境を作れるように考えてあげてください。

自分の身を守れなければ猫の事も助けられない!

猫

医療従事者の方達が、被災時には自分たちの身の安全確保を最優先するのと同じように、万が一の場合、飼い主さんはまずご自身の身の安全を確保してください。そうしなければ、猫を救出することができないからです。まずは自分の身を守ること。それが、愛猫の身を守ることにつながるのです。

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