猫 スイカ

猫にスイカを与えても大丈夫!3つの良い所と注意すべき点とは

スイカは私たちにとって身近な食材です。YouTubeなどには、猫が夢中でスイカにかじりついている動画がたくさんアップされています。スイカは猫に与えても良い食材ですが、スイカには猫にとって良い面もあれば悪い面もあります。注意すべき点を守り、愛猫の安全で健やかな生活をサポートしましょう。

スイカを好む猫もいる

猫 スイカ

YouTubeなどの動画サイトには、スイカにかじりついているかわいらしい猫の動画がたくさんアップされています。本来、猫は甘みをほとんど感じることができませんので、我々人間のように「スイカは甘いから美味しい」と感じているわけではないはずです。しかし、世の中にはスイカを好んで積極的に食べている猫が多いのも事実です。おそらく、においや食感などに惹かれているのではないでしょうか。ところで、猫は完全肉食性の動物です。スイカ同様、我々人間には甘くて美味しいぶどうは、猫に与えてはいけない食物としてよく取り上げられています。スイカを与えても大丈夫なのでしょうか。ぶどうの場合は、詳細はまだ究明されていませんが、犬や猫が摂取することで急性腎不全や嘔吐などの中毒症状を引き起こすリスクのあることがわかっています。しかし、スイカについてはそのようなリスクは報告がなく、犬や猫に与えても安全な食材であると言われています。しかし、前述の通り、完全肉食性である猫にとって、スイカを食べるというのはあまり自然な行為ではありません。摂取することで良い面もあれば、リスクや注意点もあります。正しい知識を持って、安心して猫に与えるか否かを判断しましょう。

スイカは猫に良い面を持っている

猫 スイカ

スイカのほとんどは水分です。そのため、猫にとって最も大きいスイカのメリットは、水分補給ができるということでしょう。猫は、元々あまり水を積極的に飲まないため、腎臓に大きな負荷をかけることになってしまいます。あまり水を飲まない猫でも、スイカを好んで食べるのであれば、うまく水分を補給できるでしょう。とは言え、水分も摂りすぎると下痢の原因になりますので、与えすぎには注意が必要です。スイカには、ビタミン、ミネラル、リコピン、シトルリン、グルタミン酸、アルギニン酸など、利尿作用や抗酸化作用のある、猫にとっても良い栄養素が含まれています。特に、良い効果を期待できる栄養素を下記に紹介します。

・シトルリン
スイカの実には、シトルリンというアミノ酸の一種が含まれています。シトルリンには、血管を若返らせる、血行を促進するといった効果があります。
・リコピン
真っ赤なトマトにはリコピンが多いということをご存知の方は多いと思いますが、赤いスイカの実にもリコピンが多く含まれています。リコピンには、老化防止や肥満予防、視力低下予防の効果があると言われています。
・カリウム
スイカにはカリウムというミネラルも多く含まれています。カリウムには利尿作用があり、疲労回復の効果があると言われています。

スイカは猫に悪い面も持っている

猫 スイカ

先ほど良い面として紹介したカリウムですが、腎臓や心臓の機能が低下している猫には、悪い面として働いてしまいます。腎機能低下によりカリウムをうまく排出できないと血液中のカリウム濃度が必要以上に高くなってしまい、高カリウム血症になるリスクが高くなるからです。高カリウム血症は、心臓にも高い負担をかけることになります。前述の通り、猫は腎臓に高い負荷をかけるため、腎臓病の罹患率が高い動物です。高齢猫の多くが腎機能に問題を抱えているといっても良いでしょう。そのような猫には、スイカを積極的に与えるべきではありません。スイカの皮や種は固くて消化されにくいので、下痢の原因になりやすいです。スイカは、皮や種をのぞいてから猫に与えるようにしましょう。また、種には猫には代謝することのできないシアン配糖体が含まれているため、いくら消化しにくいといっても、食べさせるべきではありません。あまり糖分を必要としない猫には、スイカに含まれる糖分は猫にとっては多すぎます。そのため、糖尿病や肥満の原因になります。猫が欲しがっても少量でやめておきましょう。

猫にスイカを与える場合に注意すべき点

猫 スイカ

YouTubeなどでは、皮や種がついた状態のスイカをそのまま猫にかじらせている動画もありますが、消化不良となって下痢をさせないためにも、種や皮は取り除いて与えましょう。また、実も食べやすい大きさと薄さにカットして与えてあげた方が、食べやすそうです。スイカの皮は与えるべきではありませんが、皮に近い部分の実は糖分が少なく、かつシトルリンが多く含まれています。そのため、スイカの実は真ん中の方ではなく、皮の近くの部分を与える方が良いでしょう。スイカを初めて与える場合は、一口分の量から始めて、食べた後もしばらく様子をみてください。中には、ウリ科の植物にアレルギーを持っている猫もいるからです。

愛猫に健康でいてもらうためにも、スイカに限らず、初めてのものを食べさせる場合は「少量で、食後もしばらくは様子を観察する」ことが大切です。また、猫に与えるつもりがなく飼い主さんがスイカを食べている場合、食べかけのスイカをお皿に乗せたまま席を中座してしまうと、猫が盗み食いをしてしまう危険があります。種を食べてしまったり、スイカの実に食塩がかかっていたりして、猫にとってはとても危険な状態のことがありますので、十分に注意をしてください。猫は人と違って汗をかかないため、必要な塩分量もごくわずかです。そのため、人と同じように塩分を摂取してしまうと、血圧が上昇し、腎臓に大きな負担をかけてしまうのです。

上手に利用すればうまく夏を乗り切ることにも一役買うかも!

猫 横顔

スイカはほとんどが水分なので、もし猫がスイカを好んで食べるようであれば、水分補給の良い手段となります。夏の熱中症の予防にも水分補給は大切なので、あまり水を飲まない猫の場合は、うまく活用すると良いでしょう。ただし、当然スイカを好まない猫もいます。完全肉食性の猫にとって、スイカは必要な食材というわけではありません。ビデオに撮りたいなどの理由はもちろん、水分補給のためだからと無理に食べさせるべきではありません。

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