猫と空気清浄機

猫と一緒の暮らしに役立つ空気清浄機の選び方!

猫と一緒に暮らしているが猫アレルギーがあるとか、来客時に猫の排泄物の臭いが気になるといった悩みを抱えている飼い主さんは、多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決する候補として空気清浄機を考える場合、どのような観点で選べば良いのかについて考えてみました。

空気清浄機のメカニズム

猫と空気清浄機

最近では、動物病院や人の病院の待合室に、空気清浄機が置かれているのをよく目にします。しかし、床等の掃除と違い、空気は目視によりきれいになったのかどうかを確認することができません。空気清浄機が発売された当初は、筆者も少し疑いの目で見ていました。しかし、花粉症やPM2.5、猫アレルギー等、空中に浮遊している目視できないほど小さい浮遊物により、健康被害が起きているのは事実です。実際に目視で確認できないからこそ、基本的な空気清浄機のメカニズムを知った上で購入を検討するべきではないかと、筆者は考えます。

一般的に、空気清浄機は空気を循環させる「ファン」、大きな塵(ちり)・埃(ほこり)を収集する「プレフィルター」、細かい塵・埃を収集する「集塵(じん)フィルター」、活性炭により臭いを吸着する「脱臭フィルター」から構成されます。塵や埃、花粉、PM2.5や猫のフケ等を含んだ空気は、ファンから空気清浄機に吸い込まれ、上記のフィルターを経由して塵、埃、花粉、PM2.5、猫のフケ等が除去された状態で室内に戻されます。これが基本的な機能です。製品によっては、清浄化された空気と一緒にイオンを室内に放出し、空気中のウィルスやアレルゲンを不活化させたり臭気を抑えたりという付加価値を持たせているものもあります。

プラズマクラスター(シャープ)、ナノイー(パナソニック)、ストリーマ(ダイキン)といった技術がこれに該当します。このように、空気清浄機の場合は空中に浮遊している微細な粒子を吸い込み、除去してくれるため、猫のフケといった非常に細かくて常に空中を舞っているような物にも対処することができるため、猫アレルギーの方にも効果を期待することができるのです。

猫との暮らしに有効な、空気清浄機の機能

猫 うつ伏せ

空気清浄機が猫との暮らしに役立つ機能として、下記のようなことを挙げることができます。

(1) アレルギー対応機能(アレルゲンの除去)
猫と一緒に暮らしていても、猫アレルギーを持っていたり、暮らし始めてから猫アレルギーを発症してしまったりという話は少なくありません。猫アレルギーの原因物質(アレルゲン)として多いのは、猫のフケです。猫のフケは、花粉の10分の1程度の大きさだと言われています。高性能なHEPAフィルターを搭載している空気清浄機を使用することで、空気中から猫のフケを除去することができ、猫アレルギーへの対応効果も期待できるでしょう。
(2) 排泄物の脱臭
猫は、ほとんど体臭がなく、一緒に暮らしていても気になる方は少ないと思われます。しかし、排泄物の臭いは強く、来客時に臭いを気にされる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
(3) 加湿機能
空気清浄機の中には、加湿機能を備えている製品も少なくありません。人も猫も、湿度50%前後が快適な状態です。また、加湿することで猫のフケ等が蒸気に付着し、宙を舞わずに下に落ちやすくなるという効果も期待できます。

猫と暮らしながら空気清浄機を使う際に注意すべきこと

猫

(1) 定期的なメンテナンス
空気清浄機のメカニズムからもわかるように、空気清浄機にとってフィルターはとても大切な役目を担っています。そのため、空気清浄機を長く快適に使うたえには、フィルターの掃除や交換等のメンテナンスが必要になります。
(2) 定期的な空気の入れ替え
空気清浄機という名前のイメージから、きれいな空気が生成されるように誤解される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、前述のメカニズムの通り、空気清浄機は室内の空気から異物を取り除いて循環させているだけなので、二酸化炭素が増えて酸素が減ってしまった室内の空気を適正な外気と入れ替えるという作業は必要です。空気清浄機を使用している場合でも、必ず適度な空気の入れ替え作業は行いましょう。
(3) 猫が空気清浄機に上がってしまうことに対する配慮
猫と一緒に暮らしていて困ることの一つに、簡単に高いところに上ってしまうということがあります。大抵の空気清浄機は、上面に操作用のボタンが設置されています。ここに猫が乗ってしまうと、体重等によりボタンが勝手に押されてしまい、誤操作に繋がる恐れがあります。空気清浄機は、飼い主さんの留守中もずっと作動させておくことが多いため、こういった状況に対する配慮も必要になるでしょう。

最近ではペットを意識した製品も!

猫

最近では、犬や猫といったペットとの生活を意識した電化製品も、多く開発されるようになりました。空気清浄機にも、ペットとの暮らしを意識した製品が開発され始めています。ここでは、2018年11月に発売された、シャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機の新シリーズ(KI-JP100/KI-JX75/KI-JS70/KI-JS50)をご紹介します。このシリーズは、IoT(モノのインターネット化)やAI(人工知能)を組み合わせることにより、とても使い勝手の良い空気清浄機になっています。新シリーズには全部で4機種あり、ペット専用運転機能がついています。猫専用運転の「猫ちゃんおまかせ運転」と犬専用運転の「ワンちゃんおまかせ運転」です。

いずれもプラズマクラスターを強化し、空気中のにおいや布などに染み付いた付着排泄物臭を取り除いてくれるのが特徴ですが、最大の特徴は、寒がりの傾向が強い猫と暑がりの傾向が強い犬を考えた自動運転をしてくれる機能でしょう。猫の場合は、寒くなると風が直接当たらないようにし、犬の場合は暑くなると風を送ってくれるのです。また、猫が空気清浄機の上に乗ったことでボタンが押されてしまい、誤操作されないようなロック機能も持っています。しかも、ロック機能を設定し忘れた場合はスマホに通知してくれる機能までついています。さらに、KI-JP100とKI-JX75は、自動掃除パワーユニットを搭載しているので、プレフィルターのメンテナンスの手間も軽減できます。

コストパフォーマンスも考慮してしっかりと選びましょう!

猫

一口に空気清浄機といっても、価格帯は数千円から10万円代と幅が広いです。各部屋用に数台購入するのか、広い面積用を1台購入するのかでも大きな違いが出るでしょう。また、定期的にフィルターを交換するタイプの場合は、フィルター代が高額で、運用に費用がかかるということもあり得ます。ご自身の生活スタイルや運用コストも含め、よく調べてから選択するようにしましょう。

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