猫 寝ている

猫と暮らしたいけど抜け毛が気になる!抜け毛の少ない猫の特徴と品種

「猫と一緒に暮らしたい。でも、猫の抜け毛は嫌!」という方、多いですよね。外出先で毛がついていると指摘されるのが恥ずかしい、部屋中に猫の毛が溜まるので気軽に友人を呼べない、猫アレルギーが心配等、その理由は様々でしょう。そんな方に、抜け毛の少ない品種をご紹介します。

抜け毛の少ない猫と暮らしたい

猫 寝ている

「猫と一緒に暮らしたいのだけれども、猫は毛が抜けるので大変。部屋中に毛が溜まるので気軽に友人を呼べないし、外出先で肩に毛がついているなどと指摘されるのも恥ずかしい。時々遊びに来る妹は軽い猫アレルギーなので、それも心配。毛が抜けない猫がいたら一緒に暮らせるのになぁ…」などと考えている方、案外多いようです。たしかに、被毛は猫の魅力の中でも大きな位置づけにあるものの、抜け毛の処理は大変です。抜け毛は、猫自身が毛球症で苦しむ原因にもなります。やはり、抜け毛が多い猫よりも少ない猫の方が、飼いやすい猫だと言えるのではないでしょうか。とは言え、猫は生き物ですので、全く毛の抜けない品種を作出するというのは無理でしょう。しかし、抜け毛の少ない品種というのは存在します。今回は、猫と一緒に暮らしたいけれども抜け毛の少ない猫の方が良いという方のために、抜け毛の少ない品種をご紹介します。

抜け毛の少ない猫の特徴

猫 横顔

一概に、こういう猫は抜け毛が少ないと言い切れるものではありませんが、猫の被毛のタイプにより、抜け毛が少なくなりやすい傾向というのはあるようです。まずは、抜け毛の少ない猫の特徴について、みていきましょう。猫の被毛の特徴は、長さ・毛質・毛色・柄といった観点で分類できます。それぞれの観点で、抜け毛の少ない猫にはどういう特徴があるのかをまとめました。

毛の長さ

猫は、毛の短い短毛種と、毛の長い長毛種に分類されます。そして、短毛種の方が、抜け毛が少ないと言われています。後に挙げる抜け毛の少ない品種を見ても、圧倒的に短毛種が多いことが分かります。しかし、毛が抜ける頻度は短毛種の方が多く、結果として抜け毛の総量は短毛種の方が多くなるけれども、毛が短いのであまり目立たない。逆に、長毛種の方が抜け毛の総量は少ないにも関わらず、毛が長いので目立ちやすいのだとも言われています。

毛質

猫の体を覆っている被毛は、大きくダブルコートとシングルコートの2種類に分類されます。ダブルコートの猫は、下毛(アンダーコート)と言われる短くて細い毛と、上毛(オーバーコート)と言われる毛先がやや太くて粗い毛を持っています。下毛は冬の保温や夏の断熱効果を持っており、春と秋の換毛期に抜け変わるという特徴があります。シングルコートの猫は、上毛しかないため、換毛期がないという特徴があります。そのため、シングルコートの方が、抜け毛が少ないと言われています。ちなみに、日本の雑種猫は、ダブルコートが多いようです。

毛色・柄

白やシルバー系の毛色の猫は毛が抜けやすく、黒や茶色系の猫の方が、抜け毛が少ない傾向にあると言われています。また、ソリッド(無地)や二毛、三毛猫よりも、タビー(縞模様のある猫)の方が、抜け毛が少ない傾向にあると言われています。

抜け毛の少ない品種(ダブルコート)

猫 ロシアンブルー

まずは、ダブルコートの被毛を持つ品種の中で、抜け毛が少ないと言われている品種をみていきましょう。

<ブリテッシュショートヘア>
イギリス原産の自然発生種で、短毛種の猫です。フォーリンといわれる、全体的に骨格が細くて胴が長い、スマートな体型をしています。おっとり、のんびりとした性格で、神経質なところがありません。人によくなつき、甘えん坊で遊び好きです。鳴き声も穏やかで、周囲の環境にも高い順応性があるため、そういう点でも飼いやすい品種だと言えるでしょう。
<ロシアンブルー>
ロシア原産の自然発生種でしたが、第二次世界大戦中に数が減り、イギリス、アメリカ等で人為的な交配により回復を図られ、かつてのロシアンブルーの姿を取り戻すことができました。このため、現在では原産国をイギリスとすることもあります。短毛種でボディタイプはフォーリンです。人見知りをしますが飼い主にはとても従順になつき、深い愛情を示します。めったに鳴かず、とにかく静かで体も丈夫な、飼いやすい品種です。

 

<アメリカンワイヤーヘア>
アメリカ原産で、突然変異で生まれたのが始まりの猫です。短毛種で、ボディタイプはセミコビーです。セミコビーは中くらいの大きさで、横から見ると、やや丸みのある長方形をした体型をしています。また、硬く縮れた被毛が特徴です。好奇心旺盛で、プライドが高く、他の猫に対して威圧するようなそぶりをしますが、人にはよくなつき、愛情豊かで温和な猫です。
<マンチカン>
アメリカ原産で、突然変異により生まれました。ボディタイプはセミコピーで、短毛種と長毛種の両方が存在します。一番の特徴は短い脚で、そのためにかがんだような姿勢をしています。脚が短いことで普段の生活に支障をきたすようなことはなく、ジャンプも木登りも普通にこなします。ただし、ヘルニアになりやすいため、太りすぎに注意が必要です。
<アビシニアン>
イギリス原産の自然発生種で、短毛の猫です。ボディタイプはフォーリン。しなやかで美しく優雅な印象の猫ですが、野性的で機敏に動くという魅力を持った猫です。人と一緒にいることが大好きで、好奇心も旺盛です。しかし、いたずら好きではないので、パートナーとして理想的だと言えるでしょう。環境への適応力も備えています。
<ラグドール>
アメリカ原産で、人為的に作出されました。体型はロングアンドサブスタンシャルという、長くがっしりとした体型で、胴が長く胸幅が広い、大型の猫です。また、抜け毛の少ない品種としては珍しい長毛種です。体は大きくて重いのですが、性格はとてもおとなしく、ぬいぐるみ(ラグドール)のようだというのが名前の由来です。鳴き声も静かで、飼い主の言うことをよく聞き、小さな子どもにも寛容に接することができる猫です。
<サイベリアン>
ロシア原産の長毛種の猫で、古代から存在すると種だと考えられていますが、詳細は不明です。ボディタイプはロングアンドサブスタンシャルで、イエネコとしては最大級だと言われています。活発で遊び好き、しかも非常に知的で愛情深く、飼い主に忠実な猫です。しかも、サイベリアンは、猫アレルギーのアレルゲンとなる物質そのものが少ないと言われていますので、抜け毛の問題だけではなく、猫アレルギーの方にも一緒に暮らすことができる可能性の高い品種だと言えるでしょう。

 

抜け毛の少ない品種(シングルコート)

猫 シャム

次は、シングルコートの被毛を持つ品種の中で、抜け毛が少ないと言われている品種です。

<シャム(サイアミーズ)>
タイ原産の自然発生種で、短毛の猫です。オリエンタルというボディタイプで、くさび形の頭部に狭い肩幅で、全身が細くスリムな体型をしています。体の末端(脚先、頭、耳、尾)に濃い色(ポイント)が現れるのが特徴です。猫の中で、美しいという言葉が最も似合うと言われています。人懐っこく、賢く、やかましくて何事にも積極的という性格をしています。感受性がとても強いのですが、飼い主には献身的な愛情を示します。昔と異なり、現在のシャムは気性が激しくなくなり、飼いやすい品種になりました。
<シンガプーラ>
シンガポール原産の自然発生した短毛種の猫です。イエネコの中では最も小さい種だと言われており、メスは成長しても2kgに満たないほどです。大きな耳と濃い縁取りの目が特徴的です。好奇心旺盛ですばしっこく、活発に動き回りますが、おとなしくて飼い主にはとても忠実で深い愛情を示します。声も小さく性格も優しいので、赤ちゃんがいるご家庭でも安心でしょう。
<コーニッシュレックス>
イギリス原産で、突然変的に発生しました。ボディタイプはオリエンタルで、パーマをかけたように、全体的に縮れた被毛が特徴的な短毛種です。人が大好きでよく甘え、人ごみや騒音にも怯えません。また、代謝機能が活発なため、多少食べ過ぎても太る心配はあまりないそうです。被毛はとても柔らかく、なでる程度の手入れで良く、また頭部と足の部分はベルベットのような手触りです。
<デボンレックス>
イギリス原産で、突然変異的に発生しました。ウェーブのかかった短くて細い毛と、大きな耳と目が個性的な猫です。愛情深くて愛嬌もあり、活発で頭の良い、好奇心旺盛な性格で、人と遊ぶことを好み、よく動き回ります。いたずらをすることもありますが、基本的には従順で声も静かな猫なので、近所に迷惑をかけるような心配もないでしょう。
<オリエンタルショートヘア>
イギリス原産で、人為的に作出された短毛種の猫です。ボディタイプはオリエンタル。とても活発で、常にしなやかに動き回っており、歩く姿はとても優雅で美しいと言われています。好奇心旺盛で、興味を示すと夢中になります。飼い主を信頼して甘えますが、飼い主の関心が自分以外に向いてしまうと機嫌を悪くするという寂しがり屋の一面も。子どもや犬とも喜んでよく遊びます。
<ベンガル>
アメリカ原産で、人為的に作出された短毛種の猫です。ボディタイプはロングアンドサブスタンシャル。体の斑点模様が見事な、野性味あふれる姿をしています。被毛の手触りはミンクのようで、とても高級感があります。ヤマネコの血を受け継いでいますが、性格的には野生面が抑えられており、人懐っこくておとなしいです。ただし、必要以上にベタベタされることは好みませんので、基本的には自由にさせておくのが良いでしょう。
<コラット>
タイ原産の自然発生種で、短毛でロシアンブルーによく似ている姿をしています。ボディタイプはセミコビーです。飼い主に対して忠実で頭も良いですが、やや人見知りをします。可愛がってもらうために人を喜ばせようとしますが、飼い主さんが他の猫を可愛がるとやきもちを焼くこともあります。遊び好きで子どもともよく遊びます。音や匂いに敏感に反応しますが、本人が騒がしくすることはありません。呼吸器系のウィルスに弱く、寒さも苦手なので、そこは注意が必要です。

 

毛の無い(少ない)品種

猫 スフィンクス

最後に、毛の無い品種について紹介します。抜け毛で悩むことはありませんが、毛が無いために、固有のケアが必要になりますので、その点も考慮した上で一緒に暮らすかどうかを考えましょう。

<スフィンクス>
カナダ原産の、突然変異的に発生した猫です。ボディタイプはセミフォーリンで、コビーとオリエンタルの中間程度の体型です。無毛種と言われますが、実際には、耳、脚、尾に細くて短い産毛のような毛が生えています。手触りはスウェードのようです。頭部、四肢、体の一部にはシワがありますが、それ以外は張っています。特に子猫の時にはシワが目立ちます。また、とても大きな耳も特徴的です。性格は従順で人懐っこく、撫でられるのが好きです。また、辛抱強いのも特徴です。体を覆う被毛がないため、寒さに弱く、また毛穴から出た分泌物がシワの部分にたまるため、こまめに入浴させるとか拭いてあげるといったケアが必要です。

どんなに飼いやすくても、愛情とケアは欠かせない

猫と子供

抜け毛が少ないと飼いやすいだろうという理由でパートナーとなる猫を選ぶのも、一つの方法です。しかし、どんなに飼いやすいといっても、日々のケアが不要になる訳ではありませんし、愛情をかけてあげることは欠かせません。長く一緒に暮らすのですから、条件面が合うことはとても大切です。しかし、最終的には、その猫に愛情をかけられるかどうかで決断することも大切だと思います。

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