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猫の平均寿命を延ばそう!あなたの愛猫を長生きさせる秘訣

飼い主であれば、誰しも愛猫には長生きしてもらいたいと思いますよね。平成27年にペットフード協会が公開した平均寿命の調査結果によると、飼い猫全体の平均寿命は15.8才、外に出る猫で14.2才、外に出ない猫の場合は16.4才という報告があります。近年では完全室内飼育などを含めた飼い主の猫を飼うことに対する意識の向上により、平均寿命が大きく延びていると言えます。また、猫の医療技術の進歩やフードの品質の向上も猫の長寿命化を大きく左右しています。愛猫を長生きさせる秘訣については、「完全室内飼育」が大前提となり、室内飼育をする上で猫の「心と体の健康」をいかに豊かなものにするかが大切となります。愛猫を長生きさせるために、長生きの秘訣として完全室内飼育が必要な理由や、体と心のケアの方法をご紹介致します。

完全室内飼の徹底

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完全室内飼育について、「自由に行動できないのは猫にとってストレスとなる」と心配される方もいるようです。確かに猫の自由気ままな性格を考えると、外でのびのび自由に行動した方が猫の精神面にとって良いと考えることもできます。しかし、ここで注意していただきたいのが「外は猫にとって非常に危険な場所」だということです。死を招く危険性が非常に高いのです。ほとんどの家庭猫の場合は、例え外より狭くても家の中で十分に運動できれば問題ありません。非常に危険なリスクを冒してまで猫を外に出す必要があるのでしょうか。完全室内飼育をおすすめする理由として、「感染症」と「交通事故」について取り上げさせていただきます。

感染症の予防

猫を完全に室内で飼育するメリットとして、感染症の予防があります。猫同士の喧嘩で感染してしまう恐ろしい病気は数多くあります。危険性が高い代表的な病気としては、「猫汎白血球減少症」、「猫白血病ウイルス感染症」、「猫エイズ感染症」、「猫風邪」などがあり、感染源としては既に感染している猫との接触です。悲しいことに野良猫が非常に多い日本では、そこら中の野良猫が感染症にかかっています。野良猫との喧嘩や、接触、糞や鼻水に触るだけで感染してしまうウイルスも数多くあります。猫が死に至るほどの強いウイルスについては、自然に発症することはほぼ無く感染源があることがほとんどですので、感染症の予防には完全室内飼育の徹底が必要となります。

交通事故の防止

猫にはもともと獲物を追う習性があります。蝶や虫、鳥などが飛んでいると周りの状況を確認せずに獲物を追います。この時に車が通ったらどうなるでしょう。大抵の場合は車に衝突して死に至るか非常に大きな怪我をします。何かを追っている場合だけでなく、猫は物音や突然の事態に驚いたりして急に道路に出てしまうことも多々あります。簡単な路上死をした猫の推計数のデータでは、全国の猫の路上死については、正確な数が把握できていないようですが、路上死した猫は、殺処分されて死に至った猫よりはるかに多いことだけは明確となっています。猫が道路で車にひかれて亡くなっているのを目撃したことがある方も多いのではないでしょうか。飼い猫を外に出すことは、猫を車の事故に合わせてしまう危険性が非常に高いと言えますので、完全室内飼育の徹底が必要となります。

体のケア

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猫の長生きの秘訣で大切となる体のケアとは、病気を予め予防すること、病気を治すこと、治らない病気だとしたら猫の状態を緩和することが大切です。体の病気については、猫の命を簡単に奪ってしまう緊急性の高い病気も多数あるので、充分に気をつける必要があります。病気の多くは予めワクチンによって防止できるものも多くあります。万一病気になってしまったとしても早期治療で完治する病気も数多くあります。ここでは、病気の予防を中心にご説明致します。

避妊・去勢をする

避妊や去勢手術は、「病気の予防」と深い関わりがあります。まずは避妊で予防できる危険な病気として、「乳腺腫瘍」があげられます。発情によって起こるホルモンの分泌による乳腺への刺激によって乳腺腫瘍になりますが、猫が発情する前に避妊手術を行っておくと乳腺腫瘍になる確率が格段と減ります。猫の去勢については、高齢になるまで去勢手術をしなかった猫に多くみられる「前立腺肥大」の予防にもつながります。

ワクチン接種を行う

猫の感染症予防のワクチンは、「3種混合ワクチン」、「4種混合ワクチン」、「5種混合ワクチン」、「7種混合ワクチン」、「FIVワクチン」、「狂犬病ワクチン」があります。予防できる病気についてはワクチンの種類によりますが、これらの6つのワクチンによって「猫ウイルス性鼻気管炎」、「猫カリシウイルス感染症」、「猫汎白血球減少症」、「猫白血病ウイルス感染症」、「猫クラミジア感染症」、「猫カリシウイルス感染症」、「猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)」、「狂犬病」が予防できます。どれも感染してしまうと致死率が高い感染症のため、ワクチン接種で予防できる病気は予防しましょう。

良質なフードを与える

猫のフード選びは健康な体づくりの基本です。ただ単に「高額なフード」を与えるのではなく、「その猫の体に合ったフード選び」が非常に大切です。猫の年齢や持っている病気、体質や運動量などの生活スタイルをしっかりと把握してフード選びを行いましょう。

心のケア

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猫の体の健康と同じくらい大切なのが「心の健康」です。猫も人間と同じように日々ストレスをためます。猫の毎日の生活空間を整えることが、猫の心のケアに大きく結びつきます。臆病な猫や不安定な猫など性格的にストレスをためやすい猫、または病気や老体により体が不自由な猫には、人間が猫の精神の安定をサポートしてあげる必要があります。心のケアのための理想的な生活空間や、心のケアが普通の猫以上に必要な場合のケア方法をご紹介致します。

猫にとって理想的な生活空間

猫の生活空間を整えてあげることは、日々の猫のストレス軽減のために大切です。生活空間は毎日猫が暮らす場所ですので、暮らしにくい環境だともちろん猫もストレスがかかります。猫に最適な環境については、「静かな場所」、「1匹になれる場所」、「高い場所に登れる場所」、「日光が当たる場所」、「風通しが良い場所」を提供してあげることがポイントです。猫はもともと餌の確保のために狩りをして生きていましたが、狩りの必要がない現代の家庭猫には長い距離を走ったりする必要はありません。家庭猫の生活する環境はそこまで広さにはこだわらなくても問題がないと言われています。極端に狭い環境でない限りは、広さにこだわらなくても大丈夫です。

「静かな場所」
猫は騒音を好みません。特に老猫や病気の猫にとって騒音は大きなストレスとなります。可能な限り静かな生活環境づくりをしてあげることでストレスから猫を守ることができます。
「1匹になれる場所」
猫は本来単独行動をする生き物です。単独行動を好むからと言って、「放っておく」ということではありませんが、甘えられる環境だけでなく猫の気分次第で1匹になれる場所を確保してあげると良いでしょう。猫が人間や他動物から身を隠すことができるような落ち着く環境があると良いでしょう。
「1匹になれる場所」
猫は本来単独行動をする生き物です。単独行動を好むからと言って、「放っておく」ということではありませんが、甘えられる環境だけでなく猫の気分次第で1匹になれる場所を確保してあげると良いでしょう。猫が人間や他動物から身を隠すことができるような落ち着く環境があると良いでしょう。
「高い場所に登れる場所」
猫は「広さ」よりも「高さ」を求めます。本来猫は外敵から身を守るために木の上などの高い場所に上り、「高い場所」は「安全な場所」と認識します。
「日光が当たる場所」
猫は日光にあたることによって体温を保つ習性があります。常に太陽に当たることは健康上良いとは言えませんので、少しのスペースでも良いので、猫が自分の好きなときに日光浴ができるような日の入る部屋を提供してあげましょう。
「日光が当たる場所」
猫は日光にあたることによって体温を保つ習性があります。常に太陽に当たることは健康上良いとは言えませんので、少しのスペースでも良いので、猫が自分の好きなときに日光浴ができるような日の入る部屋を提供してあげましょう。
「風通しが良い場所」
夏などは特に風通しが良い場所を猫は好みます。猫の体にとって外の自然の空気の方が好ましいといえますが、風通しが良い場所を確保することは猫の精神面の健康にもつながります。自然の匂いや風を感じることのできる環境は、猫にストレスをためない環境づくりに最適です。
「猫に癒しを与える
猫の癒しについては、普通の健康体の猫にとってはそれほど重要視されませんが、病気の猫や老猫、神経質な猫や臆病な猫などのストレスの溜まりやすい猫に必要です。猫によっても人間同様にストレスの溜まりやすい性格というものがあります。個体差がありますが、愛猫がストレスが溜まりやすい性格、またはストレスが溜まりやすい状態だと感じたら、マッサージや針治療、アロマオイルやフラワーレメディ、ハーブなど猫にとって癒しとなるものを与えてあげることが長生きする上での秘訣となります。

まとめ

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猫の長生きの秘訣として大きく分けて、「完全室内飼育」、「体のケア」、「心のケア」をご紹介致しましたが、完全室内飼育が大前提の上で体と心のケアができれば理想的です。体と心のケアについては双方のバランスが非常に大切だと言われており、どちらかが崩れていると猫の寿命にも影響を及ぼす要因になりかねません。最近では、この体と心の健康をバランスよくケアする「ホリスティックケア」に注目がおかれていますが、猫の心と体の健康バランスを保つことは、猫の長寿命化をさらに引き延ばす要因となるでしょう。

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