猫と野菜

猫に「野菜」は必要?与えるならば注意点を守って与えよう!

最近では愛犬家たちの間で、手づくりご飯やトッピングご飯が流行っていますが、猫についてはどうでしょうか。猫にも「新鮮で健康な食材」を与えたい、と思っている飼い主さんが多く見受けられるようになってきましたが、猫にとっては多くの「野菜」がネックとなり、実際には、まだまだ犬に対して作る手づくりご飯ほどには猫の手づくりご飯は広まっていません。

しかし、ペット関連の通信教育などでは、猫の手づくりご飯についての記事やレシピが多く取り上げられています。これから「猫のための手づくりご飯」はどんどん身近なものになる傾向にあります。猫の消化機能は、人間とも犬とも全く異なります。猫は基本的には、「完全な肉食動物」であり、野菜の殆どに含まれている「セルロース」を分解する機能を持ち合わせていません。

しかしながら、愛猫家たちは、野菜の中の「食物繊維」や「ビタミン類」、「βカロテン」など、多くの猫にとっても良いと言われている様々な栄養素を摂取させるために、「野菜を使った手づくりご飯」を猫に与えたいと考える傾向が強まっています。「猫にあえて野菜を与える程の大きなメリットはない」と考える方も多い中で、猫の免疫力向上、抗酸化作用アップ、皮膚や毛の健康維持など、ドライフードの補助的な役割として野菜を使うことは個人的には非常に良いことであると考えています。

猫に限らず、人間や犬にも言えることではありますが、その与える量、消化しやすい調理法や注意事項を守っていれば、野菜を猫に与えることはメリットが多いのではないでしょうか。ここでは、猫に「与えても良い野菜」、「注意すれば与えて良い野菜」、「絶対に与えてはいけない野菜」を中心に、それぞれの調理法と与えるメリットをご紹介致します。

猫に「与えても良い野菜」、「注意すれば与えて良い野菜」、「絶対に与えてはいけない野菜」

猫と野菜

猫に「与えても良い野菜」
とまと
・調理法:生でも加熱でも大丈夫です。与えすぎには注意しましょう。
・与えるメリット:リコピンやビタミンCの摂取により、「抗酸化作用」アップが期待できます。
かぼちゃ
・調理法:加熱して、細かく刻んで与えましょう!与えすぎには注意しましょう。
・与えるメリット:ビタミンA, Kの摂取により、「抗酸化作用」アップ、「利尿作用」が期待できます。
大根
・調理法:生のまま大根おろしにして与えましょう。与えすぎには注意しましょう。
・与えるメリット:ビタミンBやカリウムの摂取により、「利尿作用」や「肥満の防止」が期待できます。
きゅうり
・調理法:生で与えて大丈夫です。与えすぎには注意しましょう。
・与えるメリット:βカロテン、カリウムやビタミンKなどの摂取により、「皮膚の健康維持」、「利尿作用」などが期待できます。
猫に「注意すれば与えて良い野菜」
ほうれんそう
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。大量に摂取すると、尿結石の原因となります。
・調理法:猫に良くない「シュウ酸」を除去するため、茹でて水で洗ってから細かく刻んで与えましょう!
・与えるメリット:ビタミンC, E, Kなど多くのビタミン類を接種できます。「免疫力の向上」、「アンチエイジング」などが期待できます。
レタス
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。大量に摂取すると、尿結石の原因となります。
・調理法:生でも加熱でも大丈夫ですが、細かく刻んで与えましょう!あまり加熱してしまうとビタミンの栄養素が壊れます。
・与えるメリット:ビタミンC摂取により、「抗酸化作用」アップ、「免疫力の向上」、ビタミンE摂取で「アンチエイジング」と毛艶を改善。
白菜
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。大量に摂取すると、水分の過剰摂取により下痢を引き起こします。甲状腺機能の病気の猫の場合には与えてはいけません。
・調理法:生でも加熱でも大丈夫ですが、細かく刻んで与えましょう!あまり加熱してしまうとビタミンの栄養素が壊れます。
・与えるメリット:毛玉がお腹に溜まっている場合には、毛玉を体内から出す手助けをしてくれます。
ブロッコリー
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。甲状腺機能の病気の猫の場合には与えてはいけません。
・調理法:茹でてから細かく刻んで与えましょう。
・与えるメリット:ビタミンC, Kや葉酸の摂取により、「抗酸化作用」アップ、「毛の健康」が期待できます。
カリフラワー
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。甲状腺機能の病気の猫の場合には与えてはいけません。
・調理法:茹でてから細かく刻んで与えましょう。
・与えるメリット:ビタミンCの摂取により、「抗酸化作用」アップ、「皮膚の健康」が期待できます。
にんじん
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。
・調理法:猫にとって消化が難しい野菜のため、しっかり煮て柔らかくした上で、さらに細かく刻んで与えましょう!
・与えるメリット:βカロチンを多く摂取できるので、「抗酸化作用」アップが期待できます。
キャベツ
・注意点:少量であれば与えても問題ありません。大量に摂取すると、尿結石やストルバイトの原因となります。キャベツは、腎臓に疾患がある猫の場合には与えてはいけません。
・調理法:生でも加熱でも大丈夫ですが、加熱することにより消化しやすくなります。細かく刻んで与えましょう!あまり加熱してしまうとビタミンの栄養素が壊れます。
・与えるメリット:「ビタミンC, K」、「葉酸」の摂取により、便秘の解消が期待できます。
猫に「絶対に与えてはいけない野菜」一覧
玉ねぎ
・注意点:貧血、呼吸困難の原因となり、最悪の場合は死に至ります。
にんにく
・注意点:貧血、呼吸困難の原因となり、最悪の場合は死に至ります。
アサツキ
・注意点:貧血、呼吸困難の原因となり、最悪の場合は死に至ります。
らっきょう
・注意点:貧血、呼吸困難の原因となり、最悪の場合は死に至ります。
ニラ
・注意点:貧血、呼吸困難の原因となり、最悪の場合は死に至ります。
アスパラガス
・注意点:嘔吐や腹痛をはじめ、心臓や呼吸器など様々な臓器に悪い影響を与えます。
アボカド
・注意点:嘔吐や下痢をはじめ、呼吸不全(全身に通常通り酸素が行かずに呼吸ができなくなる)など、様々な症状が出て最悪の場合は死に至ります。

まとめ

近年では、猫を含めて動物の健康維持に関しての「飼い主の意識の向上」が多く見られるようになりました。野菜を使った料理をはじめとし、「食の品質」は動物たちの長生きの秘訣であると言えます。近年では実際に、「ドライフードのみ与える危険性」についても取り上げられるようになりました。また何よりも「愛情が詰まった飼い主の手づくりご飯」は猫にとっても一番の元気の源なのではないでしょうか。それぞれの食材に対しての知識を高め、せっかく作ったご飯が猫にとってマイナスの影響とならないように最新の注意を払う必要があると思います。

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