猫とテレビ

テレビを見るのが好きな猫!猫の興味を引きやすい映像ってどんなもの?

テレビに乗るのが好き、テレビを見るのが好き、テレビには興味がない。テレビに対する興味は猫によってさまざまですが、人と一緒にテレビを見る猫も多いようです。猫には、テレビの映像がどのように見えているのか、猫が興味を持つのはどのような映像なのかについて、考えていきます。

テレビが好きな猫、テレビを見るのが好きな猫、いずれも興味がない猫

猫とテレビ

筆者自身がテレビ好きなためか、筆者と一緒に暮らしていた猫たちも、テレビが好きでした。ただし、好きにも色々あり、気になる映像の時には興奮してテレビ画面をバシバシと叩く猫もいれば、筆者の腕の中で見ているのかいないのか、なんとなくテレビ画面の方をぼんやりと見ている猫もいれば、映像にはあまり興味を示さずに、テレビの上でぬくぬくと昼寝をするのが好きな猫もいました。当時は、まだブラウン管テレビの時代でしたので、テレビの上でゆったりと寛ぐことができたのです。テレビに興味があるかないかは、猫によって異なるようです。

しかし、インターネット上にはテレビ画面をじっと見つめている猫たちの写真や動画がたくさん投稿されており、テレビ好きな猫は思った以上に多いようです。今回は、テレビで流れている映像が猫にはどのように見えているのか、どのような映像が猫の興味を引きやすいのか、猫好きな人にとって楽しく見られるテレビ番組にはどのようなものがあるのかといった、猫とテレビにまつわる話をしていきます。

動画の原理はパラパラ漫画

パラパラ漫画

家庭用のビデオカメラや撮影した映像を加工・編集するパソコン用のソフトウェアが広く普及されている今、動画の仕組みをご存知の方も多いことでしょう。簡単に言うと、動画は小学生がノートの隅に漫画を描いてページをパラパラとめくって楽しんでいた、パラパラ漫画と同じような仕組みになっています。つまり、動作の一瞬一瞬の静止画を何枚も続けて写すことで、あたかも動いているかのように見せているのです。人の場合、1秒間に10枚の静止画だと認識できる程度の動体視力を持っていますので、テレビの映像では、1秒間に30枚程度の静止画を流すことで、自然でスムーズな動きに見せています。

しかし、小さなハンターである猫の動体視力では、1秒間に40枚程度の静止画を認識することができるのだそうです。そのため、猫の目には、一昔前の無声映画のような、なんだか不自然なカクカクとした動きに見えているのではないかと考えられています。それだけでも、猫にとっては「なんだこれ?」という不思議なものとして興味を持つのかもしれませんね。

猫の興味を引きやすい映像ってどんなもの?

猫

次に、どのような映像が猫の興味を引きやすいのかについて、考えてみましょう。猫と一緒に遊んでいると分かりますが、何と言っても猫の興味を引くのは狩猟本能に訴えるような動きや音です。そのため、猫の狩猟本能を刺激するような音や動きのある映像は、猫の興味を引くと考えられています。また、夜行性の猫にとって、あまり色情報は重要ではないため、色覚も人と比べると認識できる範囲が狭く、グレーがかったように見えていることが分かっています。これらの要素を考慮すると、色の要素は少なくても良いので、比較的コントラストの強い色の組み合わせで、小さい物が、素早く不規則にジグザグと動くような映像が、猫の興味を引きそうです。実際、十数年前ですが、真っ白な画面に小さな黒丸が不規則にジグザグ動いており、それがだんだん増えていくというCMがありました。

何のCMだったのかは覚えていませんが、そのCMが始まると、我が家で一番テレビ好きな猫がテレビ台に飛び乗り、画面上の黒丸を捕まえようと必死にバシバシと画面を叩いていたことを覚えています。画面の端に消えた猫の映像を見て、テレビの裏側を覗き、消えた猫の行方を探すような行動をとる猫が多いことからもわかるように、猫にはある程度の予測能力があります。そのため、まっすぐに動いているものよりも、突然方向転換をするような動きの方が、猫の興味を長く惹きつけるようです。また、猫は鏡に映っている自分の姿を、自分だとは思わないようですが、猫だと認識する能力はあります。つまり、テレビに映っている猫を猫だと認識することができるのです。そのためか、NHK BSプレミアムで放送されている人気番組の「岩合光昭の世界ネコ歩き」は、人だけではなく、猫からも人気のある番組だと評判になっています。

また、NHK関西では「ネコがみるみるテレビ」という番組が制作・放送されたり、猫に見せるための動画のDVDが販売されたりしています。NHK関西の番組ではパフォーマーが物を操ったり手品をしたりする映像が流れ、市販されている猫のための動画には、鳥やマウスなどの小動物の映像が流れているものが多いようです。このように、作り手側が「猫に見せる」ことを意識した映像も、猫の興味を惹くような動きや音、対象を意識して作られているものが多いようです。

人が好きな猫の番組も盛り沢山

猫

猫がよく登場するテレビ番組で、現在放送中の物を下記に挙げてみます。

・岩合光昭の世界ネコ歩き:NHK BSプレミアム
・旅猫ロマン:旅チャンネル、BS-TBS、BS12
・もふもふモフモフ:NHK総合1
・猫ヘルパー〜猫のしつけ教えます〜:アニマルプラネット
 ・ビッグ・キャット・スペシャル:ナショジオワイルド

特に、アニマルプラネットやナショジオワイルドは、動物専門のチャンネルなので、レギュラー番組の他にも、さまざまな猫(大型ネコ科動物含む)の番組が制作され、放送されています。有料チャンネルですが、有料のことだけはあると思います。また、ドラマ好きな方でしたら、「猫侍」「猫忍」「猫タクシー」はチバテレビやテレビ埼玉でよく再放送されています。また、こちらも有料チャンネルですが、WOWOWでも、「グーグーだって猫である」「グーグーだって猫である2」が時々再放送されています。猫ドラマの先駆けとも言えるフジテレビの「やっぱり猫が好き」や、先日亡くなられた市原悦子さんの代表作とも言えるテレビ朝日の「家政婦は見た!」も、登場シーンは少ないですが、うまく猫を使って良い味を出しているドラマでした。「家政婦は見た!」については、今後も再放送を見られるかもしれません。

まとめ

猫

現在筆者と一緒に暮らしている猫は、だいぶ歳をとっていることもあり、あまりテレビに興味を示さなくなりました。しかし、今でも時々筆者の腕の中で一緒に「岩合光昭の世界ネコ歩き」や「猫ヘルパー〜猫のしつけ教えます〜」をぼんやりと見ています。筆者が見ている映像と猫が見ている映像では、見え方がいささか異なるようですが、それでも同じものを見ているひと時は、なんとなくゆったりとした時間のように感じます。もしも飼い主さんがテレビ好きで、猫もテレビに興味を示すようであれば、ぜひ、愛猫と一緒にテレビを見る時間を作ってみてください。

若い猫であれば好奇心が旺盛でじっとはしていないでしょうが、その様子が楽しいですし、老齢の猫であれば、腕の中でゆったりと一緒に過ごすことができると思います。猫にとってのテレビとはどういうものなのかを考えると、ちょっと奇妙な気持ちになりますが、飼い主さんと愛猫が一緒に過ごす時間を楽しめる道具として利用できれば、暮らしの中の楽しみが増えるのではないでしょうか。

関連記事一覧