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アメショウ

サバトラってどんな猫?似ているようで似ていないアメショとの違い

猫には様々な毛色、模様があります。黒猫、白猫など色で指すのはわかりやすいのですが、意外と多くて間違えやすいのが「●●トラ」という愛称。茶トラ、キジトラ、サバトラ…どう違うのか。今回はその中の、サバトラにスポットを当ててご紹介したいと思います。

サバトラってどんな猫?

サバトラ猫

サバトラは、名前の通り鯖(さば)のようなトラ柄の猫です。薄いグレーの毛色がベースの色で、全体により濃い色でしま模様が入っています。くっきり、しまが濃いサバトラもいれば、ぼんやりとした薄いしまのサバトラもいます。また、サバトラの細目扱いで“サバトラ白”という呼び名もあります。これは、脚先やお腹など体の一部が白い、もしくは白猫ベースにサバトラで模様が入っている猫のことです。白色ベースの割合が高いと“白サバ”、白色が少ないと“サバ白”というふうに呼び分けられる場合もあります。トラ柄猫などの、タビー柄猫の共通模様として、額にアルファベットの“M”に似た模様が見られます。

また、目じりには“クレオパトラ・ライン”と呼ばれる、アイラインを引いたようなラインが見られます。また、間違いやすい模様にキジトラがいます。キジトラは、鳥の雉(きじ)に色柄が似ていることが呼び名の由来です。くすんだ茶色の毛色に黒でしま模様が入っています。実は、サバトラの祖先はキジトラといわれているのです。

サバトラの祖先はキジトラだった?

猫2匹

昔々、およそ13万年前にアフリカに生息していたリビアヤマネコというネコ科が、現在私たちが飼っているイエネコの祖先であったといわれています。そんなリビアヤマネコは、毛色や模様がキジトラにそっくりで、同じ遺伝子構造をもっているのです。つまり、キジトラこそが現在のイエネコの中でも、祖先に近い姿であるといえます。そんなキジトラが、外国から入ってきた猫と交配を繰り返すうちにキジトラの濃い色素が薄まってサバトラが生まれたのです。ちなみに、サバトラかキジトラか悩むような毛色の猫もいます。グレーのような、ちょっと茶色も入ったような…。少しでも茶色の毛色が入ると、その猫は「キジトラ」と呼ばれます。全身が薄いグレーでなければ「サバトラ」とは呼べないわけです。そう考えると、サバトラは少し希少性が高い猫なのかもしれません。

そっくり?サバトラとアメショ

猫2匹

あまり猫に詳しくない人は勘違いしてしまいそうな、サバトラの猫とアメリカンショートヘアー。サバトラの模様は“シルバー・タビー”と呼ばれており、雑種の猫の模様の呼び名にすぎません。いっぽう、アメリカンショートヘアーはルーツこそ、飼い猫としての猫ではなかったものの、1996年には世界的な猫の血統登録機関(CFA・TICA)に登録されている品種です。そんなサバトラとアメリカンショートヘアーの似ているようで似ていない、似て非なるその違いについて調べてみました。

体格の違い

アメリカンショートヘアーはがっしりと骨太で筋肉質な体系です。顔は丸く愛嬌があります。また、かつてはネズミ捕り用の猫として生きていたルーツのせいか、活発で活動量の多い猫のためか食欲旺盛で、運動不足では肥満になりやすい欠点もあります。サバトラは、雑種のため個体差はありますが、ベースが日本猫のためアメリカンショートヘアーと比べると細身で、顔もシャープな印象です。キジトラ・サバトラ・茶トラの中では、キジトラに次いで活発な猫です。

しま模様の違い

アメリカンショートヘアーとサバトラ、どちらも特徴のあるしま模様をしています。よく観察してみると、しま模様にも違いがあるのです。アメリカンショートヘアーのしま模様は“クラシックタビー”と呼ばれ、しましまというよりは渦を巻いたような柄です。海外の猫に多い種類の模様です。いっぽう、サバトラのしま模様は“マッカレルタビー”と呼ばれ、平行のしま模様が特徴です。ちなみに、マッカレルとは鯖(さば)を意味しています。

ちなみに・・・

アメリカンショートヘアーといえば、シルバーにクラシックタビーがアイコンのようになっています。しかし、実はアメリカンショートヘアーには数多くの毛色があるのをご存知でしょうか?シルバーだけでなく、白、黒、茶色など多くの毛色。クラシックタビーのしま模様だけでなく、ソリッドカラーや白とのバイカラーなどもいます。その豊富な毛色はなんと70~100種類近くにまで及ぶのだとか。

サバトラはどんな性格なの?

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ネズミを捕るなど狩りが得意です。とても活発で、野性味のある猫です。運動量も多く、遊ぶことが大好きですが、縄張り意識も強く、行動範囲も広めです。また、非常に慎重で警戒心が強く、野良猫の場合は姿を人前に見せる事もほとんどありません。飼い猫でも、飼い主以外の人間が来ると逃げたり隠れたりしてしまいます。サバトラ白の、白色の面積が広いほど警戒心が強い傾向にあるようです。サバトラの先祖であるキジトラは、自然界に溶け込みやすい色柄だったのに対して、サバトラは少々目立ちやすいです。目立つ毛色ゆえに、外敵からも狙われやすいため、警戒心の強い慎重な性格が形成されたのではないかと考えられます。

その反面、慣れた人間には人懐っこく甘えん坊な一面もあります。飼い主など、慣れた人間のことは大好きで、声をかけられたり撫でてもらったりするのが大好きです。また、サバトラが飼い猫として保護され始めてからは人間と共存していくため、優しい人間に対してフレンドリーな性格になったのでしょう。茶トラほどではないものの、おねだり上手な子もいるようです。

サバトラを飼うには

サバトラ

前述した通り、雑種であるため日本の野良猫として存在している色柄です。特別希少というわけではないものの、トラ柄シリーズの中では少ない色柄です。シルバー・タビーのサバネコは少々珍しい毛色ですので見つけるのは他の色と比べると大変かもしれません。しかし、里親募集サイトや一部猫カフェなどでも出会うことが出来ます。また、日本特有の猫として血統登録機関に登録されている“ジャパニーズボブテイル”にはシルバーの毛色は認められていないようなので、サバトラは存在しないといえます。

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