茶トラ猫

茶トラ猫ってどんな猫?茶トラの猫の特徴と性格とは

見た目の可愛さと共に、性格の良さからも人気が高いのが、茶トラ猫です。世界中に広く分布していますが、日本でも多く見られます。TVやSNSなどでも多く活躍し、人気を博しています。そんな茶トラ猫の分類や特徴、性格について解説します。

人気の茶トラ猫

茶トラ猫

最近、TVのCMやドラマでよく見かける、オレンジ色(明るい茶色)に濃いオレンジ色の縞模様を持っている猫が、茶トラと呼ばれている猫たちです。某有名女優のインスタグラムにも良く登場する、はにお君、はっち君、みっつ君も人気者の茶トラ猫たちです。古くは、「子猫物語」という映画の中で大冒険をした、チャトランという名前の可愛らしい子猫も茶トラでした。こんな人気者の茶トラ猫ですが、見た目の可愛らしさだけではなく、性格からもとても人気があるのをご存知でしょうか。今回は、そんな茶トラ猫について、細かい分類や特徴、性格について解説します。

茶トラ猫が生まれる遺伝の仕組みと分類

茶トラ猫

まずは、茶トラ猫の仲間である、トラ猫の種類と茶トラ猫の種類について、詳しくみてみましょう。

猫の色や柄が発現する遺伝の仕組み

この後の説明の前提として、少し猫の毛色や柄を左右する遺伝の仕組みについてまとめておきます。猫の毛色や柄を決める遺伝子は9種類あり、そのそれぞれに1つ以上の対立遺伝子が存在し、その優劣によって発現する毛色や柄が決まります。猫の毛色には色々な色がありますが、基本は黒とオレンジの2色です。この2色を薄くする遺伝因子(ダイルート)の働きにより、グレーとクリームが現れます。そこに、白い色や柄の現れ方、毛の根元の色を薄くする(インヒビット)や赤毛を出現させる(オレンジ)などのさまざまな遺伝子が絡んで、猫の毛色や柄が決まるのです。

トラ猫の分類

猫の縞模様には、マッカレル・タビー(鯖状模様)、クラシック・タビー、スポテッド・タビーの3種類があります。この内、トラ柄と言われているのはマッカレル・タビーという、首筋から尾の付け根まで、肋骨と同じ方向に細い縞の模様が出ている柄の事です。トラ猫の柄は1種類ですが、色には3種類あります。基本となるのが茶に黒の縞模様が出る「キジトラ」です。イエネコの祖先であるリビアヤマネコはキジトラですので、猫の色柄の原点であると言っても良いかもしれません。このキジトラにインヒビット遺伝子が入るとシルバーやグレーに黒の縞模様が出る「サバトラ」になり、キジトラにオレンジ遺伝子が入るとオレンジ(明るい茶色)に濃いオレンジの縞模様が出る「茶トラ」になるのです。

茶トラ猫の分類

茶トラ猫も、その色の出方により、さらに3種類に分類できます。

まるどら

基本的には全身がオレンジ色(明るい茶色)でそこに濃いオレンジ色の縞模様が入っている猫を言います。ただし、あごだけ白い場合も含みます。

茶白

まるどらよりも白い部分の多い毛並みを持つ茶トラ猫を言います。顔の下半分が白く、額から八の字のように割れた模様(ハチワレ)になっていたり、お腹の部分が白かったり、足先が白く靴下を履いたような色の出方などがあります。

白茶

茶白よりもさらに白い部分の多い毛並みを持つ茶トラ猫です。オレンジ色の茶トラ模様が出る部分は、頭、尻尾、足先などが多いようです。茶トラ模様の出る部分が猫により異なるので、茶トラと言っても個性的な印象を与える猫が多いのが特徴です。

茶トラの猫の特徴

茶トラ猫

茶トラ猫の特徴としてよく言われているのが、「メス猫が少ない」ことと「他の猫よりも大きい猫が多い」ことです。なぜなのでしょうか。

メス猫が少ない理由

茶トラとなるためには、前述の通りオレンジ遺伝子が必要です。オレンジ遺伝子は性染色体のX染色体上に存在します。X染色体はメスの場合2本あり、オスの場合は1本しかありません。そして、オレンジ遺伝子と対立遺伝子であるノンオレンジ遺伝子の間の優劣関係は同位なので、メスの場合はX染色体の2本の両方がオレンジ遺伝子でなければ茶トラにはなりません。当然、オスと比べると発現確率が低くなるわけですね。茶トラ猫の内、約8割はオスだと言われています。

大きい猫が多い理由

猫は、ライオンなどと比べるとオスとメスの体格差が少ないですが、それでもメス猫よりもオス猫の方が大きい体格をしています。そして、茶トラ猫は他の猫と比べてオスの割合が多いので、大きい猫が多いという印象を与えるのでしょう。また、茶トラ猫は人懐っこく、おっとりして甘え上手な猫が多いです。そのため、飼い主さんが猫を甘やかしすぎてねだられるままに食べさせてしまい、太ってしまうとも言われています。茶トラ猫は、食欲が旺盛な割には運動量が少ないとも言われていますので、甘やかせ過ぎには要注意ですね。

茶トラ猫の性格

茶トラ猫

最後に、茶トラ猫の性格について、みていきましょう。全般的に、茶トラ猫は穏やかで甘えん坊です。他の猫と比べると、抱っこされたり撫でられたりするのが好きで、常に人に寄り添っている傾向があります。警戒心も弱く、とても人懐っこく、初めて会う人にも自ら寄って行くこともよくあります。トラ猫は全般的に甘えん坊の傾向がありますが、その中でも最も穏やかな性格をしているのが茶トラ猫なので、初めて猫を飼う人でも飼いやすいのが茶トラ猫だと言えるでしょう。特に、オスの場合は活発で、友好的だけれども小心者で臆病だという傾向が強いようです。

いつも元気で遊びが大好きで、高齢になっても好奇心が衰えず、元気なままです。ただし、喧嘩が嫌いでのんびりした生活を好む傾向が強いようなので、食欲が旺盛な割には運動量が少なくなってしまうのでしょう。とにかく甘えん坊なので、留守をしがちの家にはあまり向かないでしょう。ただし、他の動物たちともうまくやっていけますので、多頭飼いや他の動物と一緒に飼うのであれば、留守しがちの家でも大丈夫です。

メス猫の場合は、マイペースなので、オスほどかまって欲しがらず、一人でいる時間をうまく過ごせる傾向が強いので、一人暮らしや共働きの家でも飼いやすいでしょう。飼い主さんが帰宅すれば甘えてくるので、茶トラの魅力も存分に味わえます。ただし、前述の通りメス猫はとても少ないので、入手するのは難しいかもしれません。

まとめ

茶トラ猫

猫はクールなので、飼い主に対する付かず離れずの程よい距離感が好きだという飼い主さんも多いことでしょう。しかし、中には人懐っこい性格の方が付き合いやすくて好きだという方も多いようで、茶トラ猫の高い人気が続いています。たしかに、初めて猫と一緒に暮らす飼い主さんには、茶トラ猫は飼いやすい性格です。ただし、甘え上手なので、せがまれるままにご飯やおやつをあげたら、益々巨大化してしまいます。心を鬼にすることも親心だと思って付き合ってあげましょうね!

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