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グレーの猫のまとめ!品種と特別な魅力と性格

ロシアンブルー、シャルトリュー、ブリティッシュショートヘアなど、美しいグレーの毛並みを持つ猫は、人気ランキングでも比較的上位にランクインされていることが多いです。珍しいグレーの毛並みは、見た目も美しく、穏やかな性格の猫が多いようです。グレーの猫の特徴について、紹介します。

特別な魅力のあるグレーの毛色

ロシアンブルー

猫の毛色はさまざまです。そして、縞模様の柄もさまざまです。その中でも、一際目を惹く上品で独特な魅力を醸し出しているのがグレーの毛色ではないでしょうか。このグレーの毛色は、ブルーとも呼ばれています。純血種では見かけるのに、雑種や野良猫ではあまり見かけないのもグレーの毛色を持つ猫の特徴と言えるのではないでしょうか。グレーの毛色を持つ猫の魅力と種類について、紹介していきます。

魅力

グレーの毛色を持つ猫の魅力について、みていきましょう。

まるでビロードのような光沢

ブルーとも呼ばれているグレーの毛色の魅力は、何と言ってもその光沢の美しさでしょう。光の陰影によっては、なめらかで触り心地の良いビロード(ベルベット)の生地を思わせます。グレーの毛色を持つ猫は、その毛色のために、とても品の良い高貴な印象を与えます。

希少価値

猫の毛色は遺伝子により決まります。猫の毛色や柄を決める遺伝子は9種類あり、それぞれの種類の中に2つ以上の遺伝因子があり、その因子の優性、劣性によって発現する毛色や柄が決まるのです。猫の毛色の基本は黒とオレンジです。この2色を薄くする遺伝子の働きにより、グレーとクリームが現れます。そこに、白い色や柄の現れ方を決める遺伝子が絡んでくるのです。全身がグレーの毛色を発現させる遺伝子の組み合わせは、これらの遺伝子の内、複数の遺伝子で劣性の因子を二つずつ持たなくてはならず、かなり確率が低い組み合わせと言えるでしょう。そのため、グレーの毛色を持つ猫は種類が少なく、その希少性に魅力を感じている人も多いようです。

穏やかで落ち着きのある性格

グレーの被毛を持つ猫は、穏やかで落ち着きのある性格であると言われています。そのため、一緒に暮らす猫として迎えやすいこともあり、人気が高いようです。

品種

グレー猫

グレー1色の毛色を持つ品種は、3種しかいません。ブルー御三家と呼ばれる3種の品種について、紹介しましょう。

コラット

コラットは古代種で、元々はシャム(現在のタイ)でよくみられた小型〜中型の猫です。頭部や顔、鼻がハート型をしており、幅広い胸の毛並みもハート型の光の輪を作るので、昔から幸運のシンボルとされています。見た目は若干ずんぐりむっくりしていますが、抱いてみると筋肉質で引き締まった体をしています。そして、胸部の幅が広く、尾は中くらいの長さで根元が太く、先端が細くなっています。被毛は短くて艶やかなシングルコート。毛色は全身シルバーブルーの1色で、模様も色の濃淡もありません。毛の根元は淡い色で、毛先に向かってブルーが濃くなり、先端はシルバーになっています。

そのため、被毛が輝いて見え、キラキラと美しいグリーンの目と合わさってとても美しい姿をしています。コラットに関する記録は、古くはシャムのアユタヤ王朝時代(1350〜1767)にまで遡ることができます。現在は、バンコクの国立図書館に収蔵されている「Tamra Maew (猫の詩)」に幸運の象徴とされる17種の猫の中の1種として記載されています。コラットは、非常に愛情深くて遊び好きな、活力に溢れた性格をしています。ボールを投げると取ってきますし、人との交流も大好きです。大人とだけではなく、子供とも上手に接することができます。他の猫や動物ともうまくやっていくことができます。

ロシアンブルー

ロシアンブルー

ロシアンブルーは、人気猫のランキングでも常に上位にランキングされている品種で、中型の猫です。ロシアンブルーの原産地は、ロシア北部の白海に面した港町のアルハンゲリスクです。ロシアンブルーは人為的に作出された品種ではなく、自然発生した品種で、寒冷地で生まれたために被毛が密で厚くなったと考えられています。そして、何百年も野生生活を送り、毛皮を狙った狩猟者から逃れるために、本来持っていた高い知能に益々磨きがかかり、生き残るための能力が身についたと言われています。ロシアンブルーがイギリスに初めて到着したのは1860年代で、1871年に開催された世界初のキャット・ショーに出陳されたという記録が残っています。

ロシアンブルーの容姿はとても美しく魅力的です。ほっそりとした筋肉質の体は優雅で貴族のようです。脚は細長く、足先は小さく、やや丸い形。頭部はくさび形で、横から見ると顔は平たく、鼻は中くらいの長さでやや大きめの耳を持っています。目は丸くて輝きのあるグリーンをしており、耳と同様に離れています。尾は長く、先に向かって細くなっています。そして、穏やかな微笑みを浮かべているような表情がロシアンブルーの特徴です。被毛は短いダブルコート。毛色はブルー(グレー)一色で、毛先がシルバーになっているため、光沢感があります。

そして、非常に短くて密な毛が、体に沿わずに立ち上がるように生えています。触り心地はまるでビロードのように柔らかく、見た目を裏切りません。性格的には、人見知りをするので最初の頃はなかなか飼い主さんとも馴染まないかもしれません。しかし、一旦絆を深めると、飼い主さんにはとても忠実で深い愛情を示します。また、とても物静かで賢く、わがままを言いません。

シャルトリュー

シャルトリュー

シャルトリューは、フランス原産の美しい中型〜やや大型の猫です。1723年に出版された「自然史と応用美術における総合商業事典」に、美しい毛皮を取るためにフランスで飼育されていたことが記録されています。シャルトリューの毛皮の取引は、20世紀初め頃まで続きました。体格はがっしりとしており、肩幅が広く、発達した筋肉のついた厚い胸部をしていますが、脚の骨格はやや細めです。頭も頬も丸みを帯びており、口元は微笑んでいるように見えます。目は丸く、カッパーからゴールドですが、輝くようなオレンジが好ましいとされています。

尾は程よい長さで根元が太く、先端は細くて丸みを帯びています。被毛は中くらいの長さの毛が密に生えています。色はブルーグレーのみで、硬くて撥水効果のあるオーバーコートと分厚くて弾力のあるアンダーコートを持っており、触るとウールのようにふわふわしています。シャルトリューは用心深い性格で、あまり鳴きません。しかし、飼い主には忠実で茶目っ気もあります。

まとめ

猫

グレーの猫は、姿が美しく、ビロードのような手触りの被毛を持ち、穏やかで飼い主さんに忠実な性格を持っていることがわかりました。やっぱりグレーの猫は魅力的です。特に、猫らしい警戒心を持ちつつも、飼い主には忠実で愛情豊かな性格というのは、一緒に暮らしやすい猫だと言えるでしょう。これから新しく猫を迎えたいと考えている方には、グレーの猫も、一考の価値ありではないでしょうか。今回ご紹介した品種以外にも、イギリスのブリティッシュショートヘアも見事なグレーの被毛を持っている猫が多いですし、最近とても人気のあるスコティッシュフォールドなどでも、全身がグレーの被毛を持つ猫が生まれることがあります。しかし、今回後紹介したブルー御三家以外の品種は、必ずしもグレーが出てくるとは限りません。もしもグレーの猫を繁殖させたいのであれば、ブルー御三家の中から猫を迎えるのが良いでしょう。ただし、まだ日本にはコラットのブリーダーが少ないので、コラットを手に入れるのは難しいかもしれません。

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